英国の Corsair 社から 2017年に出版された ガイルズ・ブランドレス作 「切り裂きジャック事件 / 解決」の表紙 (Cover Images : ARCANGEL) |
「切り裂きジャック事件 / 解決(Jack the Ripper : Case Closed)」は、英国の TV 司会者 / 演劇プロデューサー / ジャーナリスト / 作家 / 元政治家であるガイルズ・ドーベニー・ブランドレス(Gyles Daubeney Brandreth:1948年ー)が、Corsair 社 から、2017年に発表した作品である。
ガイルズ・ブランドレスは、1948年3月8日、ドイツに出生。
そして、オックスフォード(Oxford)のニューカレッジ(New College)へ進んだ。
ガイルズ・ブランドレスは、オスカー・ワイルド協会(Oscar Wilde Society)の会長(President)で、「Complete Fairy Tales of Oscar Wilde」(2008年)や「Beautiful and Impossible Things: Selected Essays of Oscar Wilde」(2015年)等を編集している。
ナショナルポートレートギャラリー (National Portrait Gallery)で販売されている オスカー・ワイルドの写真の葉書 (Napoleon Sarony / 1882年 / Albumen panel card 305 mm x 184 mm) |
そう言った経緯もあって、アイルランド出身の詩人 / 作家 / 劇作家であるオスカー・フィンガル・オフラハティ・ウィルス・ワイルド(Oscar Fingal O’Flahertie Wills Wilde:1854年ー1900年)を主人公にした以下の推理小説も発表。
(1)「Oscar Wilde and the Candlelight Murders(米題:Oscar Wilde and a Death of No Importance)」(2007年)
(2)「Oscar Wilde and the Ring of Death(米題:Oscar Wilde and a Game Called Murder)」(2008年)
(3)「Oscar Wilde and the Dead Man’s Smile」(2009年)
(4)「Oscar Wilde and the Nest of Vipers(米題:Oscar Wilde and the Vampire Murders)」(2010年)
(5)「Oscar Wilde and the Vatican Murders」(2011年)
(6)「Oscar Wilde and the Murders at Reading Gaol」(2012年)
筆者が土産物屋で購入した絵葉書 「Jack the Ripper Map」- 絵葉書上に、「切り裂きジャック」が5人の売春婦達を惨殺した場所を含めた ロンドン東部のホワイトチャペル地区の地図が描かれている。 |
なお、「切り裂きジャック事件 / 解決(Jack the Ripper : Case Closed - 米題:Oscar Wilde and the Return of Jack the Ripper)」は、オスカー・ワイルドを探偵役にしたシリーズの最新作で、友人で、シャーロック・ホームズシリーズの作者であるアーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Arthur Ignatius Conan Doyle:1859年ー1930年)と組んで、1894年のロンドンにおいて発生した切り裂きジャック(Jack the Ripper → 2024年5月22日付ブログで紹介済)の再来と言われる連続殺人事件に挑む物語である。
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