2024年7月29日月曜日

小学館まんが版「シャーロック・ホームズ全集1 - 緋色の研究」- その1

小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」の表紙 -
表紙の下部には、ロンドン塔(Tower of London
→ 2018年4月8日 / 4月15日 / 4月22日付ブログで紹介済)の
写真が使用されている。-
画面手前の人物は、左側から、
ジョン・H・ワトスン、シャーロック・ホームズ、
スコットランドのグレッグスン警部(Inspector Gregson)と
レストレード警部(Inspector Lestrade)が、
画面奥の人物は、左側から、
第2部に登場するルーシー・フェリア(Lucy Ferrier)と
ジェファースン・ホープ(Jefferson Hope)の2人が描かれている。


日本の出版社である株式会社小学館から、まんが版「シャーロック・ホームズ全集」が出版されているので、今回、紹介したい。


静岡県浜松市出身の漫画家である小林たつよし(Tatsuyohi Kobayashi:1955年ー)がまんがを担当。小林たつよしは、主に小学館の雑誌や刊行物を中心に執筆している。


なお、日本の精神科医 / 作家 / 翻訳家で、日本シャーロック・ホームズクラブを主宰していた小林司(Tsukasa Kobayashi:1929年-2010年)と洋子夫人(筆名:東山あかね)が、内容を監修。


小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」の裏表紙 -
表紙の下部には、ロンドン塔の写真が使用されている。

小学館まんが版「シャーロック・ホームズ全集」は、全部で6巻発行されており、各収録作品は、以下の通り。


*「第1巻:緋色の研究(A Study in Scarlet)」(発行年月:1996年9月)

他には、「グロリア・スコット号の謎(The Gloria Scott)」と「マスグレーブ家の奇妙な儀式(The Musgrave Ritual)」の2編を収録。


*「第2巻:まだらの紐(The Speckled Band)」(発行年月:1996年11月)

他には、「花嫁失そう事件(The Noble Bachelor)」、「ボヘミアの醜聞(A Scandal in Bohemia)」、「くちびるのねじれた男(The Man with the Twisted Lip)」と「花むこの行方(A Case of Identity)」の4編を収録。


小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」の内扉(表側)
<様々なシャーロック・ホームズ①>

*「第3巻:恐怖の谷(The Valley of Fear)」(発行年月:1997年2月)

他には、「赤髪組合(The Red-Headed League)」と「ひん死の探偵(The Dying Detective )」の2編を収録。


*「第4巻:四つの署名(The Sign of the Four)」(発行年月:1997年4月)

他には、「青いガーネット(The Blue Carbuncle)」と「ギリシャ語通訳(The Greek Interpreter)」の2編を収録。


小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」の内扉(裏側)
<シャーロック・ホームズのロンドン地図
イラスト:池尻克美>

*「第5巻:バスカヴィル家の犬(The Hound of Baskervilles)」(発行年月:1997年8月)

他には、「海軍条約(The Naval Treaty)」と「技師の親指(The Engineer’s Thumb)」の2編を収録。


*「第6巻:ホームズ最後の事件(The Final Problem)」(発行年月:1997年10月)

他には、「白銀号事件(Silver Blaze)」、「空き家の冒険(The Empty House)」、「美しき自転車乗り(The Solitary Cyclist)」と「六つのナポレオン(The Six Napoleons)」の4編を収録。


小林司と洋子夫人(筆名:東山あかね)の監修の下、第1巻から第6巻にかけて、概ね、事件の発生年月日順に構成されていると言える。


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