2023年6月11日日曜日

アガサ・クリスティー作「ハロウィーンパーティー」<英国 TV ドラマ版>(Hallowe’en Party by Agatha Christie )- その1

第63話「ハロウィーンパーティー」が収録された
エルキュール・ポワロシリーズの DVD コレクション No. 8 ケースの表紙 -
下段の左側から2番目の人物が、
「ハロウィーンパーティー」に登場する
Zoe Wanamaker が演じる探偵作家のアリアドニ・オリヴァー。


アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)作「ハロウィーンパーティー(Hallowe’en Party)」(1969年)の TV ドラマ版が、英国の TV 会社 ITV 社による制作の下、「Agatha Christie’s Poirot」の第63話(第12シリーズ)として、2010年10月27日に放映されている。英国の俳優であるサー・デイヴィッド・スーシェ(Sir David Suchet:1946年ー)が、名探偵エルキュール・ポワロを演じている。ちなみに、日本における最初の放映日は、2012年2月8日である。


英国 TV ドラマ版における主な登場人物(エルキュール・ポワロを除く)と出演者は、以下の通り。なお、順番は、エンディングの出演者順。


(1)ジュディス・バトラー(Judith Butler - アリアドニ・オリヴァーの友人):Amelia Bullmore

(2)アリアドニ・オリヴァー(Ariadne Oliver - 探偵作家で、ポワロの友人):Zoe Wanamaker

(3)ロウィーナ・ドレイク(Rowena Drake - ルウェリン=スマイス夫人の姪):Deborah Findlay

(4)ミランダ・バトラー(Miranda Butler - ジュディス・バトラーの娘):Mary Higgins

(5)レイノルズ夫人(Mrs. Reynolds - 殺害されたジョイス・レイノルズとレオポルド・レイノルズの母親):Sophie Thompson

(6)フランセス・ドレイク(Frances Drake - ロウィーナ・ドレイクの娘):Tamzin Malleson

(7)エドマンド・ドレイク(Edmund Drake - ロウィーナ・ドレイクの息子):Ian Hallard

(8)コットレル牧師(Reverend Cottrell - ウッドリーコモン(Woodleigh Common)の牧師):Timothy West

(9)エリザベス・ウィッテカー(Elizabeth Whittaker - 教師):Fenella Woolgar

(10)ジョイス・レイノルズ(Joyce Reynolds - レイノルズ夫人の娘):Macy Nyman

(11)レオポルド・レイノルズ(Leopold Reynolds - レイノルズ夫人の息子):Richard Breislin

(12)ジョージ(George - ポワロの執事):David Yelland

(13)グッドボディー夫人(Mrs. Goodbody - ウッドリーコモンにおいて、「魔女(witch)」と呼ばれている女性):Paola Dionisotti

(14)マイケル・ガーフィールド(Michael Garfield - 造園師):Julian Rhind-Tutt

(15)ティモシー・ラグラン警部(Inspector Timothy Raglan):Paul Thornley

(16)オルガ・セミノフ(Olga Seminoff - ヘルツェゴヴィナ(Herzegovina)出身 / 外国語の勉強を目的として、家事手伝いをしながら、外国の家庭に住まわせてもらう制度を利用していた女性(au pair girl)):Vera Filatova

(17)ルウェリン=スマイス夫人(Mrs. Llewellyn-Smythe - 富豪の未亡人):Phyllinda Law

(18)ジェレミー・フラートン(Jeremy Fullerton - ルウェリン=スマイス夫人の顧問弁護士):Eric Sykes


アガサ・クリスティーの原作に比べると、英国 TV ドラマ版における登場人物には、以下の違いが見受けられる。


*アガサ・クリスティーの原作に登場する以下の人物は、英国 TV ドラマ版の場合、割愛された結果、登場しない。


(A)アン・レイノルズ(Ann Reynolds - 殺害されたジョイス・レイノルズとレオポルド・レイノルズの姉)

(B)ミス・エムリン(Miss Emlyn - エルムズ学校(The Elms school)の校長)

(C)ニコラス・ランサム(Nicholas Ransom - ロウィーナ・ドレイクが催したハロウィーンパーティーを準備した18歳の少年)

(D)デズモンド・ホーランド(Desmond Holland - ロウィーナ・ドレイクが催したハロウィーンパーティーを準備した16歳の少年)

(E)ハリエット・リーマン(Harriet Leaman - ルウェリン=スマイス夫人の掃除婦)

(F)バート・スペンス(Bart Spence - 元警視(Superintendent))

(G)エルスペス・マッケイ(Elspeth McKay - スペンス元警視の妹)

(H)アルフレッド・リッチモンド(Alfred Richmond - 地元警察の本部長(Chief Constable))

(I)ファーガスン医師(Dr. Ferguson - 地元の医師で、検死医も務める)


*逆に、アガサ・クリスティーの原作には登場しない以下の人物が、英国 TV ドラマ版の場合、新キャラクラーとして、登場している。


(J)フランセス・ドレイク(ロウィーナ・ドレイクの娘)

(K)エドマンド・ドレイク(ロウィーナ・ドレイクの息子)

(L)コットレル牧師(ウッドリーコモンの牧師で、au pair 制度を使って、オルガ・セミノフが英国へと来ることを斡旋した人物)


*アガサ・クリスティーの原作の場合、レオポルド・レイノルズは、ジョイス・レイノルズの「弟」と言う設定になっているが、英国 TV ドラマ版の場合、レオポルド・レイノルズは、ジョイス・レイノルズの「兄」のように見える。


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