2023年11月9日木曜日

アガサ・クリスティー作「五匹の子豚」<小説版(愛蔵版)>(Five Little Pigs by Agatha Christie )- その1

2023年に英国の HarperCollinsPublishers 社から出版された
アガサ・クリスティー作「五匹の子豚」の
愛蔵版(ハードカバー版)の表紙
(Cover design by HarperCollinsPublishers Ltd. /
Cover illustration by Becky Bettesworth) -
英国の有名な画家であるアミアス・クレイルが毒殺される事件現場になった
砲台庭園が描かれている。


アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)作「死者のあやまち(Dead Man’s Folly)」(1956年)の TV ドラマ版が、英国の TV 会社 ITV 社による制作の下、「Agatha Christie’s Poirot」の第68話(第13シリーズ → 2023年3月25日 / 3月28日 / 3月31日付ブログで紹介済)として、2013年11月6日に放映されている。

当該 TV ドラマ版の放映10周年を記念してか、英国の HarperCollinsPublishers 社から、今年、「死者のあやまち」の愛蔵版(ハードバック版 → 2023年8月18日 / 8月22日付ブログで紹介済)が出版された。


「死者のあやまち」の場合、デヴォン州(Devon)が舞台となっているが、同じく、デヴォン州が舞台となっている「五匹の子豚(Five Little Pigs)」(1942年)についても、今年、愛蔵版(ハードバック版)が出版されているので、今回、紹介致したい。


なお、「五匹の子豚」は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第32作目に該り、エルキュール・ポワロシリーズに属する長編のうち、第21作目に該っている。


「死者のあやまち」の愛蔵版(ハードバック版)の場合、事件の舞台となるナス屋敷(Nasse House)が、表紙に描かれている。

サー・ジョージ・スタッブス(Sir George Stubbs)が所有するナス屋敷は、アガサ・クリスティーが夏期の住まいとしていたデヴォン州のグリーンウェイ(Greenway)が、そのモデルとなっている。

また、扉絵等にも、ナス屋敷のモデルとなったグリーンウェイが描かれている。


2023年に英国の HarperCollinsPublishers 社から出版された
アガサ・クリスティー作「五匹の子豚」の
愛蔵版(ハードカバー版)の扉絵 -
アガサ・クリスティーの夏期の住まいである
デヴォン州のグリーンウェイが描かれている。

「五匹の子豚」の愛蔵版(ハードバック版)の場合、英国の有名な画家であるアミアス・クレイル(Amyas Crale)が毒殺される事件現場になった砲台庭園(Battery garden)が、表紙に描かれている。

また、扉絵等には、「死者のあやまち」の愛蔵版(ハードバック版)と同様に、ナス屋敷のモデルとなったグリーンウェイが描かれている。


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