2023年4月4日火曜日

拳銃を持ったシャーロック・ホームズ - その2

アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Sir Arthur Ignatius Conan Doyle:1859年-1930年)が執筆したシャーロック・ホームズシリーズにおいて、拳銃を持ったシャーロック・ホームズの挿絵につき、紹介したい。

また、ホームズに加えて、ジョン・H・ワトスンや他の登場人物が拳銃を持った挿絵も掲載する。


今回も、1892年に発行されたホームズシリーズの第1短編集「シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」に収録されている挿絵について、紹介する。

挿絵を担当しているのは、挿絵画家であるシドニー・エドワード・パジェット(Sidney Edward Paget:1860年ー1908年)である。


(3)「緑柱石の宝冠(The Beryl Coronet )」


英国で出版された「ストランドマガジン」
1892年5月号に掲載された挿絵 -
ホールダー&スティーヴンスン銀行(Holder & Stevenson)の
アレクサンダー・ホールダー氏(Alexander Holder)の元から
盗まれた宝石を取り戻すべく、
シャーロック・ホームズは、
ホルダー氏の姪メアリー(Mary)を唆した
サー・ジョージ・バーンウェル(Sir George Burnwell)の元を訪れた。
ホームズが事件の説明をしている際、
サー・ジョージ・バーンウェルは、
壁に掛かった護身用の棍棒を手にして、殴りかかろうとしたが、
ホームズは、機先を制して、
拳銃をサー・ジョージ・バーンウェルの頭に押し付けた。

挿絵:シドニー・エドワード・パジェット
(1860年 - 1908年)

「緑柱石の宝冠」は、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、11番目に発表された作品で、英国の「ストランドマガジン(The Strand Magazine)」の1892年5月号にに掲載された。

同作品は、1892年に発行されたホームズシリーズの第1短編集「シャーロック・ホームズの冒険」に収録されている。


(4)「ぶな屋敷(The Copper Beeches → 2022年7月31日 / 8月15日 / 8月21日 / 8月25日付ブログで紹介済)」


英国で出版された「ストランドマガジン」
1892年6月号に掲載された挿絵 -
飼主であるジェフロ・ルーカッスル氏(Jephro Rucastle)の喉元に噛み付いた
マスティフ犬のカルロに向かって、
ジョン・H・ワトスンが銃を放つ。
挿絵:シドニー・エドワード・パジェット
(1860年 - 1908年)


「ぶな屋敷」は、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、12番目に発表された作品で、「ストランドマガジン」の1892年6月号に掲載された。

同作品は、ホームズシリーズの第1短編集である「シャーロック・ホームズの冒険」(1892年)に収録された。


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