2020年9月26日土曜日

シャーロック放送10周年記念切手5「ベルグレーヴィアの醜聞 / アイリーン・アドラー」(Sherlock - A Scandal in Belgravia / Irene Adler)

シャーロック記念切手の5番目は、
シーズン2のエピソード1に該る「ベルグレーヴィアの醜聞」と
王族や上流階級の男女への BDSM サービス提供を生業にしているアイリーン・アドラー

前回に引き続き、「シャーロック(Sherlock)」<サー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Sir Arthur Ignatius Conan Doyle:1859年ー1930年)原作のシャーロック・ホームズシリーズを翻案して、舞台をヴィクトリア朝時代のロンドンから21世紀のロンドンに置き換え、自称「コンサルタント探偵」のシャーロック・ホームズが、同居人かつ相棒であるジョン・ヘイミッシュ・ワトスンと一緒に、スマートフォンやインターネット等の最新機器を駆使して、事件を解決する様を描くTVドラマで、英国 BBC が制作の上、2010年7月から BBC1 で放映>の放映10周年を記念して、2020年8月18日に英国ロイヤルメール(Royal Mail)から発行された記念切手について、紹介していきたい

「ベルグレーヴィアの醜聞(A Scandal in Belgravia)」は、「シャーロック」では、シーズン2のエビソード1(通算では、エピソード4)に該り、2012年1月1日に英国 BBC1 で放映されている。なお、日本放送日は、2012年7月22日。

この記念切手では、王族や上流階級の男女への BDSM サービス提供を生業としているアイリーン・アドラー(Irene Adler)がメインとなっている。

英国の女優であるララ・パルヴァー(Lara Pulver:1980年ー)が、アイリーン・アドラーを演じている。

記念切手の背景には、ジョン・ヘイミッシュ・ワトスン(John Hemish Watson→2020年9月5日付ブログで紹介済)と一緒に、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)へと呼び出されて、兄であるマイクロフト・ホームズ(Mycroft Holmes)と英国王室侍従から、「英国王室関係者が若い女性から BDSM サービスを受けている写真が、アイリーン・アドラーの手元にあり、その写真を取り戻す」ことを依頼されたシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes→2020年8月29日付ブログで紹介済)が、ベルグレーヴィア地区(Belgravia)内にあるアイリーン・アドラーの邸宅へと赴き、そこで彼女と対峙する場面が描かれている。

「ベルグレーヴィアの醜聞」は、コナン・ドイル原作のシャーロック・ホームズシリーズのうち、「ボヘミアの醜聞(A Scandal in Bohemia)」(1891年)を原案にしている。なお、「ボヘミアの醜聞」は、第1短編集「シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」(1892年)に収録されている。

ちなみに、「ボヘミアの醜聞」は、第1長編である「緋色の研究(A Studay in Scarlet)」(1887年)と第2長編である「四つの署名(The Sign of the Four)」(1890年)に続くシャーロック・ホームズシリーズの第3作目で、56ある短編のうち、最初に発表された作品である。それに加えて、「ストランドマガジン(The Strand Magazine)」に、初めて掲載された作品でもある。


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