2020年9月19日土曜日

シャーロック放送10周年記念切手4「空の霊柩車 / メアリー・モースタン」(Sherlock - The Empty Hearse / Mary Morstan)

シャーロック記念切手の4番目は、
シーズン3のエピソード1に該る「空の霊柩車」と
後にジョン・ヘイミッシュ・ワトスンの妻となるメアリー・モースタン

前回に引き続き、「シャーロック(Sherlock)」<サー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Sir Arthur Ignatius Conan Doyle:1859年ー1930年)原作のシャーロック・ホームズシリーズを翻案して、舞台をヴィクトリア朝時代のロンドンから21世紀のロンドンに置き換え、自称「コンサルタント探偵」のシャーロック・ホームズが、同居人かつ相棒であるジョン・ヘイミッシュ・ワトスンと一緒に、スマートフォンやインターネット等の最新機器を駆使して、事件を解決する様を描くTVドラマで、英国 BBC が制作の上、2010年7月から BBC1 で放映>の放映10周年を記念して、2020年8月18日に英国ロイヤルメール(Royal Mail)から発行された記念切手について、紹介していきたい。

「空の霊柩車(The Emputy Hearse)」は、「シャーロック」では、シーズン3のエビソード1(通算では、エピソード7)に該り、2014年1月1日に英国 BBC1 で放映されている。なお、日本放送日は、2014年5月24日。

この記念切手では、ジョン・ヘイミッシュ・ワトスン(John Hemish Watson→2020年9月5日付ブログで紹介済)の交際相手として、シーズン3より登場し、同シーズンのエピソード2(通算では、エピソード8)に該る「三の兆候(The Sign of Three)」において、彼の妻となるメアリー・モースタン(Mary Morstan)がメインとなっている。
英国の女優であるアマンダ・アビントン(Amanda Abbington:1974年ー)が、メアリー・モースタンを演じている。

シーズン2のエビソード3(通算では、エピソード6)に該る「ライヘンバッハ・ヒーロー(The Reichenbach Fall→2020年8月29日付ブログで紹介済)」において、ジョン・ワトスンは、セントバーソロミュー病院(St. Bartholomew’s Hospital→2014年6月14日付ブログで紹介済)の屋上から飛び降りたシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes→2020年8月29日付ブログで紹介済)の死にショックを受けたが、なんとか立ち直り、それまで彼に寄り添ってくれたメアリー・モースタンとの交際を始める。そんな最中、シャーロック・ホームズがロンドンへと無事に帰還したものの、ジョン・ワトスンは、シャーロック・ホームズが自分に対して、2年前の偽装計画のことを事前に話してくれなかったことに激怒し、シャーロック・ホームズと一時的に仲違いする場面が、記念切手の背景に描かれている。

「空の霊柩車」は、コナン・ドイル原作のシャーロック・ホームズシリーズのうち、「空き家の冒険(The emputy House)」(1903年)を原案としている。なお、「空き家の冒険」は、第3短編集「シャーロック・ホームズの帰還(The Return of Sherlock Holmes)」(1905年)に収録されている。
その他に、シャーロック・ホームズと思われる素人推理家が登場するため、シャーロック・ホームズの外典とされているコナン・ドイル原作の「消えた臨時列車(The Lost Special)」(1898年)も、原案となっている。

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