第52話「ナイルに死す」が収録された エルキュール・ポワロシリーズの DVD コレクション No. 5 の表紙 |
アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)作「ナイルに死す(Death on the Nile)」(1937年)の TV ドラマ版が、英国の TV 会社 ITV 社による制作の下、「Agatha Christie’s Poirot」の第52話(第9シリーズ)として、2004年4月12日に放映されている。英国の俳優であるサー・デイヴィッド・スーシェ(Sir David Suchet:1946年ー)が、名探偵エルキュール・ポワロを演じている。ちなみに、日本における最初の放映日は、2005年8月23日である。
英国 TV ドラマ版における主な登場人物(エルキュール・ポワロを除く)と出演者は、以下の通り。なお、順番は、エンディングの出演者順。
(1)レイス大佐(Colonel Race - 英国特務機関員で、ポワロの友人):James Fox
(2)ジャックリーン・ド・ベルフォール(Jacqueline De Bellefort - リネット・リッジウェイの友人で、サイモン・ドイルの元婚約者):Emma Malin
(3)サイモン・ドイル(Simon Doyle - ジャックリーン・ド・ベルフォールの元婚約者で、リネット・リッジウェイの夫):JJ Feild
(4)リネット・リッジウェイ(Linnet Ridgeway - ジャックリーン・ド・ベルフォールの友人で、サイモン・ドイルの妻):Emily Blunt
(5)マリー・ヴァン・スカイラー(Marie Van Schuyler - 大富豪の貴婦人):Judy Parfitt
(6)コーネリア・ロブスン(Cornelia Robson - マリー・ヴァン・スカイラーの従姉妹):Daisy Donovan
(7)ミセス・アラートン(Mrs. Allerton - リネット・リッジウェイの友人であるジョアナ・サウスウッドの従姉):Barbara Flynn
(8)ティム・アラートン(Tim Allerton - ミセス・アラートンの息子):Daniel Lapaine
(9)アンドリュー・ペニントン(Andrew Pennington - リネット・リッジウェイの財産管理人):David Soul
(10)サロメ・オッターボーン(Salome Otterbourne - ロマンス小説の作家):Frances De La Tour
(11)ロザリー・オッターボーン(Rosalie Otterbourne - サロメ・オッターボーンの娘):Zoe Telford
(12)ファーガスン(Ferguson - 社会主義者):Alastair Mackenzie
(13)カール・ベスナー(Carl Bessner - 医者):Steve Pemberton
(14)ナイル河を遡る遊覧船 Karnak のマネージャー(Cruise Manager):George Yiasoumi
(15)ジョアナ・サウスウッド(Joana Southwood - リネット・リッジウェイの友人):Elodie Kendall
(16)ルイーズ・ブールジェ(Louise Bourget - リネット・リッジウェイのメイド):Felicite Du Jeu
アガサ・クリスティーの原作の場合、ナイル河を遡る遊覧船 Karnak の乗船客の数がかなり多いため、英国 TV ドラマ版の場合、時間の関係上、あまり重要ではない登場人物は、整理されている。
具体的には、以下の乗船客は、英国 TV ドラマ版には登場していない。
*バウァーズ(Miss Bowers - マリー・ヴァン・スカイラーの看護婦)
*ジム・ファンソープ(Jim Fanthorp - 弁護士)
*ギド・リケティ(Guido Richetti - 考古学者)
また、アガサ・クリスティーの原作の場合、ジョアナ・サウスウッドについて、社交界の貴婦人で、リネット・リッジウェイの友人で、ミセス・アラートンに関して、ジョアナ・サウスウッドの「従妹」と設定されているようである。
一方、英国 TV ドラマ版の場合、ジョアナ・サウスウッドについて、映像上、リネット・リッジウェイと同年輩のようなので、息子のティムが居るミセス・アラートンに関して、ジョアナ・サウスウッドの「従姉」という表記にさせていただいた。
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