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英国の著名な批評家 / 歴史家である父サー・レスリー・スティーヴンが 1904年2月22日に亡くなった後、 ハイドパークゲイト通り22番地の家を売却して、 ヴァージニア・ウルフ達が引っ越したゴードンスクエア46番地の建物全景 <筆者撮影> |
英国の著名な批評家 / 歴史家である父サー・レスリー・スティーヴン(Leslie Stephen:1832年ー1904年)が1904年2月22日に72歳で亡くなり、ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf / 本名:アデリーン・ヴァージニア・スティーブン(Adeline Virginia Stephen):1882年ー1941年)は、2度目の神経衰弱に陥った。
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ナショナルポートレイトギャラリー (National Portrait Gallery)で販売されている ヴァージニア・ウルフの肖像写真の絵葉書 (by George Charles Beresford / 1902年7月 / platinum print / 152 mm x 108 mm)
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父親の死去に伴い、姉のヴァネッサ(Vanessa Bell:1879年ー1961年 → 後に英国の画家 / インテリアデザイナーとなる)、長男のトビー(Thoby:1880年ー1906年)と次男のエイドリアン(Adrian:1883年ー1948年)は、それまで住んでいたハイドパークゲイト通り22番地(22 Hyde Park Gate → 2026年5月12日 / 5月17日付ブログで紹介済)の家を売却して、ゴードンスクエア46番地(46 Gordon Square)に家を購入した。
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ヴァージニア・ウルフが生まれた ハイドパークゲイト通り22番地の建物全景 <筆者撮影>
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ゴードンスクエア46番地は、ロンドンの特別区の一つであるカムデン区(London Borough of Camden)のブルームズベリー地区(Bloomsbury)内に所在している。位置的には、ユニヴァーシティー・カレッジ・ロンドン(University College London → 2015年8月16日付ブログで紹介済)の東側で、ロンドン大学(University of London → 2016年8月6日付ブログで紹介済)の北側に該る。
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「Nicholson - Super Scale - London Atlas」から ブルームズベリー地区近辺の地図を抜粋。
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ヴァージニア・ウルフは、ゴードンスクエア46番地の家へ引っ越した1904年の秋、一時的に当地に住んだものの、神経衰弱の療養のため、ケンブリッジ(Cambridge)やヨークシャー州(Yorkshire)へ転地。彼女が、神経衰弱の療養からゴードンスクエア46番地の家へ戻って来たのは、1904年12月だった。
ヴァージニア・ウルフ達が住み始めたゴードンスクエア46番地周辺には、大英博物館(British Museum → 2014年5月26日付ブログで紹介済)、ユニヴァーシティー・カレッジ・ロンドンやロンドン大学等が所在していたが、当時のブルームズベリー地区は、現在対比、より自由でボヘミアンな土地柄だったため、未婚の兄姉妹弟の4人が住む場所としては、あまり好ましいところではなかったと言える。
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ゴードンスクエア46番地の建物外壁には、 英国の経済学者である初代ケインズ男爵ジョン・メイナード・ケインズが、 1916年から1946年までの間、ここに住んでいたことを示す Greater London Council のプラークが掛けられている。 <筆者撮影> |
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ゴードンスクエア46番地の建物外壁には、 ヴァージニア・ウルフの姉で、 英国の画家 / インテリアデザイナーであるヴァネッサ・ベルと 英国の画家 / 織物・陶芸・舞台美術・服飾デザイナーである ダンカン・ジェイムズ・コロウ・グラントがここに住んでいたことを示す Englsih Heritage のブループラークが掛けられている。 <筆者撮影> |
ヴァージニア・ウルフが神経衰弱の療養からゴードンスクエア46番地の家へ戻り、落ち着いた翌年の1905年3月頃から、長男のトビーがケンブリッジ大学(University of Cambridge)において知り合った才気溢れる青年達が、ゴードンスクエア46番地の家に集まるようになった。
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ゴードンスクエア46番地と同じ並びに建つ ゴードンスクエア50番地の建物全景 <筆者撮影> |
ゴードンスクエア46番地の家に集まるようになった青年達の中には、
*ロジャー・エリオット・フライ(Roger Eliot Fry:1866年ー1934年)- 英国の画家 / 芸術批評家
*エドワード・モーガン・フォースター(Edward Morgan Forster:1879年ー1970年)- 英国の作家
*リットン・ストレイチー(Lytton Strachey:1880年-1932年)- 英国の伝記作家 / 批評家
*サクソン・アーノル・シドニー=ターナー(Saxon Arnoll Sydney-Turner:1880年ー1962年)- 英国の公務員
*レナード・シドニー・ウルフ(Leonard Sidney Woolf:1880年ー1969年)- 英国の作家 / 出版業者 / 公務員
*アーサー・クライヴ・へワード・ベル(Arthur Clive Heward Bell:1881年-1964年)- 英国の芸術批評家
*初代ケインズ男爵ジョン・メイナード・ケインズ(John Maynard Keynes, 1st Baron Keynes:1883年ー1946年)- 英国の経済学者
*ダンカン・ジェイムズ・コロウ・グラント(Duncan James Corrowr Grant:1885年ー1978年)- 英国の画家 / 織物・陶芸・舞台美術・服飾デザイナー
*ルパート・ショーナー・ブルック(Rupert Chawner Brooke:1887年ー1915年)- 英国の詩人
*デイヴィッド・ガーネット(David Garnett:1892年ー1981年)- 英国の作家 / 出版業者
等が居た。
彼らの集まりは、当初、「Thursday evenings」と呼ばれていたが、「ブルームズベリーグループ(Bloomsbury Group)」と言う著述家や芸術家の知的サークルへとなった。
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ゴードンスクエア50番地の入口 <筆者撮影> |
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ゴードンスクエア50番地の建物外壁には、 「ブルームズベリーグループ」に属するメンバー達がここや周辺の建物に住んでいたことを示す Camden London Borough Council のプラークが掛けられている。 <筆者撮影> |
「ブルームズベリーグループ」の中心人物達との交流は、ヴァージニア・ウルフの創作活動に大きな影響を与え、本格的な執筆活動を始めた。当時は、文学批評が中心で、彼女は、様々な雑誌に記事を寄稿した。
