2026年3月6日金曜日

エルキュール・ポワロの世界 <ジグソーパズル>(The World of Hercule Poirot )- その24A

英国の HarperCollinsPublishers 社から以前に出版されていた
アガサ・クリスティー作「ひらいたトランプ」ペーパーバック版の表紙 -
謎多き裕福な蒐集家であるシャイタナ氏が、
探偵組4人と容疑者組4人の合計8人を
自宅に招いて開催したブリッジパーティーが、表紙に描かれている。


英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に発行されている「エルキュール・ポワロの世界(The World of Hercule Poirot)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているエルキュール・ポワロシリーズの登場人物や各作品に関連した112個の手掛かりについて、引き続き、紹介したい。

前回に引き続き、各作品に出てくる登場人物、建物や手掛かり等が、その対象となる。


ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の完成形
<筆者撮影>


(51)宝石で装飾された短剣(jewelled stiletto dagger)



ジグソーパズル中央に立つエルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)の右斜め後ろの位置に、スコットランドヤードのジェイムズ・ハロルド・ジャップ警部(Inspector James Harold Japp / 後に主任警部(Chief Inspector)に昇進 → 2025年10月24日付ブログで紹介済)が立っている。ジャップ警部の左足の先にある床の上に、宝石で装飾された短剣が落ちている。


(52)トランプの城(playing cards)



ジグソーパズル中央に立つエルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)から右真横へ移動した画面右端近くにある柱の側に、彼の執事であるジョージ(George → 2025年10月23日付ブログで紹介済)が立っている。ポワロの執事ジョージの左足の先にある床の上に、トランプの城が築かれている。


これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1936年に発表した「ひらいたトランプ(Cards on the Table)」である。

「ひらいたトランプ」は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第20作目に、そして、エルキュール・ポワロシリーズの長編としては、第13作目に該っている。


アガサ・クリスティー作「ひらいたトランプ」は、エルキュール・ポワロが、美術展で出会った謎多き裕福な蒐集家であるシャイタナ氏(Mr. Shaitana)から、ブリッジパーティーへの招待を受けるところから、その物語が始まる。

シャイタナ氏は、犯罪関連のコレクションをしており、「最高のものだけを蒐集している。」と、ポワロに対して自慢した。「まだ告発されていない殺人犯を招いた上でのパーティーだ。」と言うシャイタナ氏の趣旨に興味を覚えたポワロは、パーティーへの参加を決めるのであった。


シャイタナ氏の自宅で行われたパーティーに招待されたのは、以下の8人だった。


(1)探偵組

*エルキュール・ポワロ

*バトル警視(Superintendent Battle)- スコットランドヤードの警察官

*ジョン・レイス大佐(Colonel John Race)- 英国秘密情報局の情報部員

*アリアドニ・オリヴァー夫人(Mrs. Ariadne Oliver)- 女流推理作家


(2)容疑者組

*ロバーツ医師(Dr. Roberts)- 成功をおさめた中年の医師

*ロリマー夫人(Mrs. Lorrimer)- ブリッジ好きな初老の女性

*デスパード少佐(Major Despard)- 未開地を探索する探検家

*アン・メレディス(Anne Meredith)- 内気で若く麗しい女性


アガサ・クリスティー作「ひらいたトランプ」の場合、エルキュール・ポワロに加えて、


英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に出ている
「アガサ・クリスティーのトランプ」の1枚である
1 ♠️「エルキュール・ポワロ」


< バトル警視 >


英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に出ている
「アガサ・クリスティーのトランプ」の1枚である
3 ♠️「バトル警視」


彼は、スコットランドヤードの警視で、主に政治に関係する重要な問題を取り扱う。大柄の体格、彫りが深くて無表情な顔、そして、ポワロに匹敵する口髭が特徴。

バトル警視には、妻のメアリー(Mary Battle)との間に、5人の子供が居て、末娘の名前は、シルヴィア(Sylvia Battle)である。また、甥には、バトル警視と同じく、スコットランドヤードに所属するジェイムズ・リーチ警部(Inspector James Leach)が居る。


登場作品

(長編)

*「チムニーズ館の秘密(The Secret of Chimneys)」(1925年)

*「七つの時計(The Seven Dials Mystery)」(1929年)

*「ひらいたトランプ」(1936年)- エルキュール・ポワロ シリーズ

*「殺人は容易だ(Murder is Easy)」(1939年)

*「ゼロ時間へ(Towards Zero)」(1944年)


< ジョン・レイス大佐 >


英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に出ている
「アガサ・クリスティーのトランプ」の1枚である
4 ♠️「ジョン・レイス大佐」


彼は、元陸軍情報部員で、現在は、英国政府の情報機関に勤務。力強く、寡黙な人物である。


登場作品

<長編>

*「茶色の服を着た男(The Man in the Brown Suit)」(1924年)

*「ひらいたトランプ」(1936年)- エルキュール・ポワロ シリーズ

*「ナイルに死す(Death on the Nile)」(1937年)- エルキュール・ポワロ シリーズ

*「忘られぬ死(Sparkling Cyanide)」(1945年)


< アリアドニ・オリヴァー夫人 >


英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に出ている
「アガサ・クリスティーのトランプ」の1枚である
7 ♠️アリアドニ・オリヴァー夫人


アリアドニ・オリヴァー夫人は、フィンランド人探偵(Sven Hjerson)を主人公とするシリーズで有名な女性推理作家で、アガサ・クリスティー自身が彼女のモデルと言われている。

彼女は、リンゴが大好きで、いつも齧っているが、ある事件を契機に、リンゴを食べられなくなってしまう。


登場作品

(長編)

*「ひらいたトランプ」(1936年)- エルキュール・ポワロシリーズ

*「マギンティー夫人は死んだ(Mrs. McGinty’s Dead)」(1952年)- エルキュール・ポワロシリーズ

*「死者のあやまち(Dead Man’s Folly)」(1956年)- エルキュール・ポワロシリーズ

*「蒼ざめた馬(The Pale Horse)」(1961年)- ノンシリーズ

*「第三の女(The Third Girl)」(1966年)- エルキュール・ポワロシリーズ

*「ハロウィーンパーティー(Hallowe’en Party)」(1969年)- エルキュール・ポワロシリーズ

*「象は忘れない(Elephants Can Remember)」(1972年)- エルキュール・ポワロシリーズ

(短編集)

*「パーカー・パイン登場(Parker Pyne Investigates)」(1934年)- パーカー・パインシリーズ

 ・「退屈している軍人の事件(The Case of the Discontented Solider)」→ 当作品が、アリアドニ・オリヴァー夫人の初登場作品に該る。


と言った他の作品に登場する人物が共演する内容となっている。


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