英国の HarperCollinsPublishers 社から、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)作「牧師館の殺人(The Murder at the Vicarage → 2022年10月30日 / 10月31日付ブログで紹介済)」(1930年)の愛蔵版(ハードバック版 → 2026年9月28日 / 10月3日付ブログで紹介済)が、今年(2026年)出版された。
本作品は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第10作目に該り、ミス・ジェーン・マープル(Miss Jane Marple)シリーズに属する長編のうち、第1作目に該っている。
なお、エルキュール・ポワロ(Hercule Poirot)は、アガサ・クリスティーが執筆した長編第1作目の「スタイルズ荘の怪事件(The Mysterious Affair at Styles → 2023年12月3日 / 12月6日付ブログで紹介済)」(1920年)に、また、トマス・ベレズフォード(Thomas Beresford - 愛称:トミー(Tommy))とプルーデンス・カウリー(Prudence Cowley - 愛称:タペンス(Tuppence)のコンビは、アガサ・クリスティーが執筆した長編第2作目の「秘密機関(The Secret Adversary → 2025年7月20日 / 10月1日付ブログで紹介済)」(1922年)に既に登場済で、数年が経過しているので、ミス・マープルの初登場は、やや遅めと言える。
今年、HarperCollinsPublishers 社から、「牧師館の殺人」に続いて、「書斎の死体(The Body in the Library)」(1942年)の愛蔵版(ハードバック版)が出たので、今回、紹介したい。
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| ジグソーパズル「ミス・マープルの世界」の完成形 <筆者撮影> |
「書斎の死体」は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第31作目に該り、ミス・ジェーン・マープル(Miss Jane Marple)シリーズに属する長編のうち、第2作目に該っている。
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| ドリー・バントリーは、 ジズソーパズルの左下の位置に居て、 夫のアーサー・バントリー大佐と立ち話をしている。 <筆者撮影> |
「奥様、奥様!書斎に死体があります!」
メイドのメアリー(Mary)が発するヒステリックな第一声で、ドリー・バントリー(Mrs. Dolly Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)は目を覚ますと、退役軍人である夫のアーサー・バントリー大佐(Colonel Arthur Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)を起こす。こうして、邸宅ゴシントンホール(Gossington Hall)における平和で穏やかな秋の朝は、メイドの叫び声で打ち破られるのであった。
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| アーサー・バントリー大佐は、 ジズソーパズルの左下の位置に居て、 妻のドリー・バントリーと立ち話をしている。 <筆者撮影> |
バントリー大佐が書斎に赴くと、暖炉の前の敷物の上に、銀色のスパンコールを散りばめたイヴニングドレス姿の、背の高いプラチナブロンドの若い女性の絞殺死体が横たわっていた。ところが、大佐には、殺されている女性の身元に全く心当たりがなかった。
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| 2026年に英国の HarperCollinsPublishers 社から出版された アガサ・クリスティー作「書斎の死体」の 愛蔵版(ハードカバー版)の見開き部分 |
バントリー大佐は、直ぐに警察に連絡を行い、バントリー大佐の友人で、ラドフォードシャー州(Radfordshire)警察の本部長(Chief Constable)であるメルチェット大佐(Colonel Melchett)が、部下のスラック警部(Inspector Slack → 2024年8月20日付ブログで紹介済)を伴い、ゴシントンホールへと駆け付ける。
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| ジズソーパズルのやや右上の位置で、 右手を右頬に当てて、 ヘイドック医師(Dr. Haydock → 2024年8月18日付ブログで紹介済)と 話をしている背広姿の男性が、スラック警部である。 <筆者撮影> |
一方、妻のバントリー夫人は、人間の本質を鋭く見抜く眼力を持つ旧友のミス・マープルに、助けを求める。
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| ミス・ジェーン・マープルは、 ジズソーパズル中央のやや右側の位置に居て、 テラス用の椅子に座り、得意の編み物をしている。 <筆者撮影> |
何故、閑静な屋敷に、それも、書斎に、若い女性の死体が突然現れたのか?彼女の身元は?何故、彼女は絞殺されることになったのか?そして、彼女は、どこからここまでやって来たのか?
様々な噂や憶測が、ゴシントンホールが所在するセントメアリーミード村(St. Mary Mead)の中を駆け巡るのであった。









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