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| ナショナルポートレイトギャラリー(National Portrait Gallery)で所蔵 / 展示されている スコットランド女王メアリー・ステュアート / メアリー1世の肖像画の葉書 (By an unknown artist after a portrait by Nicholas Hilliard / 1578年 / Oil on panel) <筆者撮影> |
アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)作「スペイン櫃の謎(The Mystery of the Spanish Chest)」(1960年)の TV ドラマ版が、英国の TV 会社 ITV 社による制作の下、「Agatha Christie’s Poirot」の第27話(第3シリーズ)として、1991年2月17日に放映されている。英国の俳優であるサー・デヴィッド・スーシェ(Sir David Suchet:1946年ー)が、名探偵エルキュール・ポワロを演じている。ちなみに、日本における最初の放映日は、1992年4月2日である。
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英国の HarperCollinsPublishers 社から以前に出版されていた アガサ・クリスティー作短編集「クリスマスプディングの冒険」のペーパーバック版の表紙 - 中編「スペイン櫃の謎」が収録されている。 |
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英国の HarperCollinsPublishers 社から現在出版されている アガサ・クリスティー作短編集「クリスマスプディングの冒険」のペーパーバック版の表紙 - 中編「スペイン櫃の謎」が収録されている。 |
アガサ・クリスティー作「スペイン櫃の謎」は、1932年に発表された短編「バグダッドの大櫃の謎(The Mystery of the Baghdad Chest)」を改稿した中編で、短編集「クリスマスプディングの冒険(The Adventure of the Christmas Pudding)」(1960年)に収録されている。
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| 第27話「スペイン櫃の謎」が収録された エルキュール・ポワロシリーズの DVD コレクション No. 3 の表紙 |
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| 第27話「スペイン櫃の謎」が収録された エルキュール・ポワロシリーズの DVD コレクション No. 3 の裏表紙 |
事件の主要関係者について、アガサ・クリスティーの原作と英国 TV ドラマ版の間で、以下の差異がある。
(1)美貌の女性
<原作> 名前は、「マーガリータ・クレイトン(Margharita Clayton - 年齢:夫よりも数歳若い40代後半)」となっている。
<英国 TV ドラマ版> 名前が「マーガリート・クレイトン(Marguerite Clayton)」へ変更されている。原作よりも年齢が若い女優が演じている。
(2)上記(1)の夫
<原作> 名前は、「アーノルド・クレイトン(Arnold Clayton - 年齢:55歳)」となっている。英国の大蔵省(Treasury)に勤務。
<英国 TV ドラマ版> 名前が「エドワード・クレイトン(Edward Clayton)」へ変更されている。原作よりも年齢が若い俳優が演じている。職業については、明確に言及されていないが、物語におけるセリフから推測すると、弁護士のように思われる。
(3)上記(1)の友人
<原作> 名前は、「チャールズ・リッチ(Charles Rich - 年齢:48歳)」となっている。また、引退した軍人で、裕福な独身者と言う設定になっている。
<英国 TV ドラマ版> 名前が「ジョン・リッチ(John Rich)」へ変更されている。また、2ー3ヶ月前に、妻メアリー(Mary)を亡くした設定になっている。原作よりも年齢が若い俳優が演じている。
(4)上記(1)の旧友
<原作> 名前は、「ジョック・マクラーレン(Jock McLaren - 年齢:46歳)」となっている。また、階級は「海軍中佐(Commander)」となっている。
<英国 TV ドラマ版> 名前が「カーティス(Curtiss)」へ変更されている。また、階級が「陸軍大佐(Colonel)」へ変更されている。原作よりも年齢がかなり上の俳優が演じている。
アガサ・クリスティーの原作の場合、マーガリータ・クレイトンに面会したエルキュール・ポワロは、彼女について、次のような印象を抱いている。
That apparently childlike candour, that frank innocence - Was it just that? Or did it mask something else? There had been women like that in medieval days - women on whom history had not been able to agree. He thought of Mary Stuart, the Scottish Queen. Had she known, that night in Kirk o’ Fields, of the deed that was to be done? Or was she completely innocent? Had the conspirators told her nothing? Was she one of those childlike simple women who can say to themselves ‘I do not know’ and believe it? He felt the spell of Margharita Clayton. But he was not entirely sure about her …
マーガリータ・クレイトンに会って、エルキュール・ポワロの頭に浮かんだ「メアリー・ステュアート(Mary Stuart:1542年12月8日ー1587年2月8日)」とは、スコットランドの「メアリー1世(Mary I)」のことで、生後間もない1542年12月14日から1567年7月24日までの間、スコットランド女王の座に就いていた。
メアリー・ステュアートは、テューダー朝(House of Tudor)の第5代かつ最後のイングランド王エリザベス1世(Elizabeth I:1533年ー1603年 在位期間:1558年-1603年 → 2023年6月24日 / 7月2日付ブログで紹介済)と比較されることが多く、数多くの芸術作品の題材にもなっている。
また、メアリー・ステュアートは、親しみを込めて、「クイーン・オブ・スコッツ(Queen of Scots)」とも呼ばれている。






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