筆者が土産物屋で購入した絵葉書 「Jack the Ripper Map」- 絵葉書上に、「切り裂きジャック」が5人の売春婦達を惨殺した場所を含めた ロンドン東部のホワイトチャペル地区の地図が描かれている。 |
スコットランドのダンディー(Dundee)出身の学者 / 作家であるロバート・J・ハリス(Robert. J. Harris:1955年ー)が2020年に発表した「深紅色の研究(A Study in Crimson → 2024年5月6日 / 5月12日 / 5月16日付ブログで紹介済)」の場合、第二次世界大戦(1939年-1945年)中の1942年、ロンドンを舞台にして、「切り裂きジャック(Jack the Ripper)」の再来と思われる「血塗れジャック(Crimson Jack)」による女性惨殺事件が連続して発生する。
「切り裂きジャック」事件とは、ヴィクトリア朝時代の1888年に、ロンドン東部のホワイトチャペル地区(Whitechapel)において、5人の売春婦が連続して殺害された、英国犯罪史上最も猟奇的な事件で、130年以上が経過した現在でも、犯人の正体も、また、その動機も、謎に包まれたままとなっている。
一般に、切り裂きジャックによる被害者達と考えられているのは、以下の通り。
<第1の被害者>
*氏名:メアリー・アン・ニコルズ(Mary Ann Nichols)/ 通称:ポリー
*日時:1888年8月31日(金) 午前3時40分頃
*場所:バックスロウ(Buck’s Row - 現在のダーウォードストリート(Durward Street))
<第2の被害者>
*氏名:アニー・チャップマン(Annie Chapman)
*日時:1888年9月8日(土) 午前6時頃
*場所:ハンバリーストリート29番地(29 Hanbury Street)
<第3の被害者>
*氏名:エリザベス・ストライド(Elizabeth Stride)/ 通称:ロングリズ
*日時:1888年9月30日(日) 午前1時頃
*場所:バーナーストリート(Berner Street - 現在のヘンリクエスストリート(Henriques Street))
<第4の被害者>
*氏名:キャサリン・エドウズ(Catherine Eddowes)
*日時:1888年9月30日(日) 午前1時35分以降
*場所:ミトルスクエア(Mitre Square)
<第5の被害者>
*氏名:メアリー・ジェイン・ケリー(Mary Jane Kelly)
*日時:1888年11月9日(金) 未明
*場所:ドーセットストリート(Dorset Street)近くのミラーズコート13番地(13 Miller’s Court)
現在、ホワイトチャペル地区内の「切り裂きジャック」事件にかかる5つの事件現場を巡る観光ツアーが行われているので、このツアーに入ると、解説付きで事件現場を巡ることが可能である。
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