2024年5月2日木曜日

100年間にロイヤルメールから発行された記念切手(100 Years of Commemorative Stamps)- その3

 2024年4月16日に、英国のロイヤルメール(Royal Mail)から、100年間に出た切手に関する10種類の記念切手が発行されたので、前回に引き続き、御紹介したい。


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左上から時計回りに、「Philympia 70 Stamp Exhibition」(1970年)、「British Wildlife」(1977年)、そして、「British Achievement in Chemistry」(1977年)の記念切手がまとめられている。
これら3枚の記念切手は、ウィンザー朝第4代女王であるエリザベス2世(Queen Elizabeth II:1926年–2022年 / 在位期間:1952年–2022年)の在位中のうち、1970年代に発行されている。

なお、「Philympia 70 Stamp Exhibition」は、ロンドンのウェストケンジントン地区(West Kensington)にある見本市会場オリンピア(Olympia)において、1970年9月18日から同年9月26日までの間、開催された国際切手博覧会(International Stamp Exhibition)のことで、当該博覧会を記念して発行された3枚の切手のうちの1枚が、「1847 first embossed (9d)」の図案を使用したものである。

また、英国王立化学協会(Royal Institute of Chemistry)」は、化学の推進を目的として、1877年に設立された学術機関で、「British Achievement in Chemistry」は、英国王立化学協会の設立100周年を記念して、1977年に発行されたものである。1980年に英国王立化学協会、化学会(Chemical Society)、ファラデー協会(Faraday Society)と分析化学会(Society for Analytical Chemistry)の4つが統合されて、英国王立化学会(Royal Society of Chemistry)となり、現在に至っている。

(6)

左上から時計回りに、「Flowers」(1987年)、「Halley's Comet」(1986年)、そして、「Transport and Communications」(1988年)の記念切手がまとめられている。
これら3枚の記念切手は、ウィンザー朝第4代女王であるエリザベス2世の在位中の地、1980年代に発行されている。

なお、「ハレー彗星(Halley's Comet)」は、75.32年周期で地球に接近する短周期彗星で、前回は1986年2月に回帰しており、その際に記念切手が発行された。次回の回帰は、2061年7月と計算されている。

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