フランス人の作家であるフランソワ・リヴィエール(Francois Riviere:1949年ー)が構成を、そして、ベルギー出身のイラストレーターであるフランク・ルクレルク(Frank Leclercq:1967年ー)が作画を担当したアガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)作「秘密機関(The Secret Adversary)」(1922年)のグラフィックノベル版に登場する人物について、引き続き、紹介したい。
(9)ボリス・イヴァノビッチ / ステファノフ伯爵(Boris Ivanovitch / Count Stepanov)
ボリス・イヴァノビッチが、 マーガリート・ヴァンデマイヤー夫人の夕食に招待された場面 - 画面右側から、マーガリート・ヴァンデマイヤー夫人、 ボリス・イヴァノビッチ、そして、 ジェーン・フィンの行方を追って、夫人のメイドとして潜入したタペンス。 |
組織の首領「ブラウン氏(Mr. Brown)」の配下の一人であるロシア人で、同じく配下のエドワード・ウィティントン(Edward Whittington)やマーガリート・ヴァンデマイヤー夫人(Mrs. Marguerite Vandemeyer)と密に連絡を取り合っている。
(10)サー・ジェイムズ・ピール・エジャートン(Sir James Peel Edgerton)
ジェーン・フィンの行方を追っていた相棒の トマス・ベレズフォード(Thomas Beresford - 愛称:トミー(Tommy))が 突然消息を絶ってしまったため、 タペンスは、サー・ジェイムズ・ピール・エジャートンに相談する。 |
著名な弁護士で、かつ、国会議員を務めている人物で、将来の英国首相と目されている。
(11)ホール医師(Dr. Hall)
折角、捕えたマーガリート・ヴァンデマイヤー夫人を 何者かに殺害されてしまったタペンス達は、 ボーンマスのホール医師の元を訪れる。 画面左側から、ジュリアス・P・ハーシャイマー、 ホール医師、タペンス、そして、 サー・ジェイムズ・ピール・エジャートン。 |
イングランド南部のドーセット州(Dorset)内にあるボーンマス(Bournemouth)において、治療施設を経営している医師で、マーガリート・ヴァンデマイヤー夫人の姪で、記憶喪失症のジャネット(Janet)と言う女性を受け入れていた。
(12)クラメニン氏(Mr. Kramenin)
ジュリアス・P・ハーシャイマーは、 クラリッジホテル(Claridge's → 2014年12月31日付ブログで紹介済)に 宿泊しているクラメニン氏の元を訪れ、銃を向けると、 タペンスとジェーン・フィンが囚われている場所への案内を請う。 |
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