2023年8月23日水曜日

テリー・プラチェット作「ディスクワールド」シリーズ40周年記念切手(40th Anniversary of Terry Pratchett’s Discworld)- その1

テリー・プラチェット作「ディスクワールド」シリーズ40周年記念切手(その1)
(Illustration : Paul Kidby) -
リンスウィンド(Rincewind)は、テリー・プラチェットによるディスクワールドシリーズに登場する人物。
彼は、アンク=モルポーク(Ankh-Morpork)にある
魔法使いのための「見えない大学(Unseen University)」の落第生で、
「数字のゼロに等しい魔法(the magical equivalent to the number zero)」と呼ばれている。
リンスウィンドは、彼の命を付け狙う人達から、常に逃げ回っている。
何故ならば、彼は、小さな問題を解決しようとして、
逆に、とんでもない大問題へと発展させるからである。
リンスウィンドは、第1作目「The Colour of Magic」(1983年)、
第2作目「The Light Fantastic」(1986年)、
第5作目「Sourcery」(1988年)、第9作目「Eric」(1990年)、
第17作目「Interesting Times」(1994年)、
第22作目「The Last Continent」(1998年)、および、
第27作目「The Last Hero」(2001年)において、主人公を務めている。


英国の SF 作家 / ファンタジー作家であるテリー・プラチェット(Terry Pratchett:1948年ー2015年)が1983年に「ディスクワールド(Discworld)」シリーズの第1作目となる「ディスクワールド騒動記(The Colour of Magic)」を発表しているが、その40周年に伴い、本年8月10日に、英国のロイヤルメール(Royal Mail)から、8種類の記念切手が発行されたので、4回に分けて御紹介したい。


テリー・プラチェットの本名は、テレンス・デイヴィッド・ジョン・プラチェット(Terence David John Pratchett)で、1948年4月28日に、バッキンガムシャー州(Buckinghamshire)のビーコンズフィールド(Beaconsfield)に出生。


テリー・プラチェットは、1983年にユーモアファンタジー小説の「ディスクワールド騒動記」を発表して、作家デビュー。当該デビュー作がヒットしたため、作家として独立。以降、亡くなる2015年まで、41作の「ディスクワールド」シリーズ作品を発表し、英国において、ほぼ全ての作品がベストセラー入りをしており、彼の代表作となっている。


テリー・プラチェット作「ディスクワールド」シリーズ40周年記念切手(その2)
(Illustration : Paul Kidby) -
モイスト・フォン・リップウィッグ(Moist von Lipwig)も、
テリー・プラチェットによるディスクワールドシリーズに登場する人物。
彼は、「改心した詐欺師(reformed con-man)」で、
第33作目「Going Postal」(2004年)、第36作目「Making Money」(2007年)、
および、第40作目「Raising Steam」(2013年)において、主人公を務めている。


テリー・プラチェットは、1998年に、「文学に対する貢献」を評価されて、OBE(Order of the British Empire:大英帝国勲章)に叙された後、2008年には、「ナイトバチェラー(Knight Bachelor)」に叙せられている。


テリー・プラチェットは、2007年12月に、若年性アルツハイマー病を発症していることを公表。その後も、ほぼ毎年、「ディスクワールド」シリーズ作品を発表したが、2015年3月12日に、アルツハイマーのため、亡くなった。享年66歳で、67歳まで、あと1ヶ月強だった。


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