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テリー・プラチェット作「ディスクワールド」シリーズ40周年記念切手(その1) (Illustration : Paul Kidby) - リンスウィンド(Rincewind)は、テリー・プラチェットによるディスクワールドシリーズに登場する人物。 彼は、アンク=モルポーク(Ankh-Morpork)にある 魔法使いのための「見えない大学(Unseen University)」の落第生で、 「数字のゼロに等しい魔法(the magical equivalent to the number zero)」と呼ばれている。 リンスウィンドは、彼の命を付け狙う人達から、常に逃げ回っている。 何故ならば、彼は、小さな問題を解決しようとして、 逆に、とんでもない大問題へと発展させるからである。 リンスウィンドは、第1作目「The Colour of Magic」(1983年)、 第2作目「The Light Fantastic」(1986年)、 第5作目「Sourcery」(1988年)、第9作目「Eric」(1990年)、 第17作目「Interesting Times」(1994年)、 第22作目「The Last Continent」(1998年)、および、 第27作目「The Last Hero」(2001年)において、主人公を務めている。 |
英国の SF 作家 / ファンタジー作家であるテリー・プラチェット(Terry Pratchett:1948年ー2015年)が1983年に「ディスクワールド(Discworld)」シリーズの第1作目となる「ディスクワールド騒動記(The Colour of Magic)」を発表しているが、その40周年に伴い、本年8月10日に、英国のロイヤルメール(Royal Mail)から、8種類の記念切手が発行されたので、4回に分けて御紹介したい。
テリー・プラチェットの本名は、テレンス・デイヴィッド・ジョン・プラチェット(Terence David John Pratchett)で、1948年4月28日に、バッキンガムシャー州(Buckinghamshire)のビーコンズフィールド(Beaconsfield)に出生。
テリー・プラチェットは、1983年にユーモアファンタジー小説の「ディスクワールド騒動記」を発表して、作家デビュー。当該デビュー作がヒットしたため、作家として独立。以降、亡くなる2015年まで、41作の「ディスクワールド」シリーズ作品を発表し、英国において、ほぼ全ての作品がベストセラー入りをしており、彼の代表作となっている。
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テリー・プラチェット作「ディスクワールド」シリーズ40周年記念切手(その2) (Illustration : Paul Kidby) - モイスト・フォン・リップウィッグ(Moist von Lipwig)も、 テリー・プラチェットによるディスクワールドシリーズに登場する人物。 彼は、「改心した詐欺師(reformed con-man)」で、 第33作目「Going Postal」(2004年)、第36作目「Making Money」(2007年)、 および、第40作目「Raising Steam」(2013年)において、主人公を務めている。
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テリー・プラチェットは、1998年に、「文学に対する貢献」を評価されて、OBE(Order of the British Empire:大英帝国勲章)に叙された後、2008年には、「ナイトバチェラー(Knight Bachelor)」に叙せられている。
テリー・プラチェットは、2007年12月に、若年性アルツハイマー病を発症していることを公表。その後も、ほぼ毎年、「ディスクワールド」シリーズ作品を発表したが、2015年3月12日に、アルツハイマーのため、亡くなった。享年66歳で、67歳まで、あと1ヶ月強だった。
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