第3の事件も、第2の事件と同様に、 事件を捜査する主体が、ホームズとワトスンの2人に分岐する。 |
ある深夜、シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトスンの2人が共同生活を送っているベイカーストリート221B(221B Baker Street → 2014年6月22日 / 6月29日付ブログで紹介済)の郵便受けに、何者かが4つの事件が入った封筒を直接投函して、立ち去ったのである。
<第3の事件:ハイゲートの森の記憶喪失者(The Amnesiac of Highgate Woods)>
第2の事件に引き続き、第3の事件の場合も、ホームズの立場での事件捜査とワトスンの立場での事件捜査の2つに分かれて、物語が進んで行く。
ハイゲート警察署に到着したホームズとワトスンの2人を、 スコットランドヤードのグレッグスン警部が出迎えた。 |
ホームズに連れられて、ワトスンが、第3の事件現場へと到着すると、そこには、スコットランドヤードのグレッグスン警部(Inspector Gregson)が、ハイゲート警察署の前に立っていた。
まだ何の連絡もしていないにもかかわらず、事件現場に姿を見せたホームズとワトスンに驚くグレッグスン警部であったが、ハイゲートの森(Highgate Woods)において、身元不明の男性が見つかったことを、2人に対して、告げるのであった。
グレッグスン警部に取調へと案内されたホームズとワトスンは、 そこでハイゲートの森で発見された 記憶喪失 / 身元不明の男性と面会する。 |
グレッグスン警部に案内されて、ホームズとワトスンがハイゲート警察署の中へ入ると、取調室(Interrogation Room)において、身元不明の男性が保護されていた。
彼は、何者かによって、かなりの暴行を受けていたようで、残念ながら、自分の氏名、住所や職業等を含めて、自分が、何故、ハイゲートの森において、負傷した状態で居たのかを、全く覚えていなかったし、思い出すこともできなかった。
ハイゲート警察署を出たホームズとワトスンの2人は、 記憶喪失 / 身元不明の男性が見つかったハイゲートの森へと向かう。 |
身元不明の男性の事情聴取を終えたホームズとワトスンの2人は、ハイゲート警察署から出ると、グレッグスン警部に言われた通り、ハイゲートの森へと向かう。
ハイゲートの森を進んで行くと、森の奥からこちらへ向かう身元不明の男性の足跡が見つかった。
ホームズとワトスンの2人は、 ハイゲートの森の奥へと進んで行く。 |
ハイゲートの森の奥へと進んだホームズとワトスンの2人は、 で森の奥からこちらへ向かう記憶喪失 / 身元不明の男性の足跡を見つけた。 |
ハイゲートの森の更に奥には、ハイゲート墓地(Highgate Cemetery)があり、その中の建物内で、身元不明の男性が、監禁の上、暴行を受けていたことが判った。
ハイゲートの森の更に奥には、ハイゲート墓地があった。 |
ハイゲート墓地(Highgate Cemetery)内の建物において、 記憶喪失 / 身元不明の男性が、監禁の上、暴行を受けていたことを、 ホームズとワトスンは、調べ上げた。 |
ホームズとワトスンの2人は、身元不明の男性を監禁の上、暴行していた容疑者について、以下の6名まで絞り込んだ。
記憶喪失 / 身元不明の男性を監禁の上、暴行を加えた容疑者の一覧表 |
(1)記憶喪失 / 身元不明の男性(The Amnesiac, John Doe)
(2)ガレット・ノーウッド(Garrett Norwood - 墓掘り人(Gravedigger))
(3)マーティン・ノリス(Martin Norris - 浮浪者(Vagabond))
(4)ホーラス・オーウェン(Horace Owen - 金採掘者(Gold Digger))
(5)モーリス・フロビッシャー(Morris Frobisher - 引退者)
(6)エドナ・フロビッシャー(Edna Frobisher - 引退者)
上記の6人の事情聴取を行なったホームズとワトスンは、犯人として、6人のうちの1人を指差すのであった。
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