アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)作「死者のあやまち(Dead Man’s Folly)」(1956年)の TV ドラマ版が、英国の TV 会社 ITV 社による制作の下、「Agatha Christie’s Poirot」の第68話(第13シリーズ → 2023年3月25日 / 3月28日 / 3月31日付ブログで紹介済)として、2013年11月6日に放映されている。
当該 TV ドラマ版の放映10周年を記念してか、英国の HarperCollinsPublishers 社から、今年、「死者のあやまち」の愛蔵版(ハードバック版 → 2023年8月18日 / 8月22日付ブログで紹介済)が出版された。
「死者のあやまち」の場合、デヴォン州(Devon)が舞台となっているが、同じく、デヴォン州が舞台となっている「五匹の子豚(Five Little Pigs)」(1942年)についても、今年、愛蔵版(ハードバック版)が出版されているので、今回、紹介致したい。
なお、「五匹の子豚」は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第32作目に該り、エルキュール・ポワロシリーズに属する長編のうち、第21作目に該っている。
「死者のあやまち」の愛蔵版(ハードバック版)の場合、事件の舞台となるナス屋敷(Nasse House)が、表紙に描かれている。
サー・ジョージ・スタッブス(Sir George Stubbs)が所有するナス屋敷は、アガサ・クリスティーが夏期の住まいとしていたデヴォン州のグリーンウェイ(Greenway)が、そのモデルとなっている。
また、扉絵等にも、ナス屋敷のモデルとなったグリーンウェイが描かれている。
2023年に英国の HarperCollinsPublishers 社から出版された アガサ・クリスティー作「五匹の子豚」の 愛蔵版(ハードカバー版)の扉絵 - アガサ・クリスティーの夏期の住まいである デヴォン州のグリーンウェイが描かれている。 |
「五匹の子豚」の愛蔵版(ハードバック版)の場合、英国の有名な画家であるアミアス・クレイル(Amyas Crale)が毒殺される事件現場になった砲台庭園(Battery garden)が、表紙に描かれている。
また、扉絵等には、「死者のあやまち」の愛蔵版(ハードバック版)と同様に、ナス屋敷のモデルとなったグリーンウェイが描かれている。
0 件のコメント:
コメントを投稿