2023年10月31日火曜日

ゲームブック「シャーロック・ホームズ 4つの事件捜査」(Sherlock Holmes - Four Investigations)- その3

第2の事件から、本格的な事件捜査となる。
また、事件を捜査する主体が、ホームズとワトスンの2人に分岐する。


ある深夜、シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトスンの2人が共同生活を送っているベイカーストリート221B(221B Baker Street → 2014年6月22日 / 6月29日付ブログで紹介済)の郵便受けに、何者かが4つの事件が入った封筒を直接投函して、立ち去ったのである。


<第2の事件:(手相の)生命線(The Lifeline)>


第2の事件から、いよいよ、本格的な事件捜査が始まる。

また、第2の事件より、ホームズの立場での事件捜査とワトスンの立場での事件捜査の2つに分かれて、物語が進んで行く。


第2の事件現場に到着したホームズとワトスンは、そこで
スコットランドヤードのレストレード警部に出会った。


ホームズに連れられて、ワトスンが、第2の事件現場へと到着すると、そこには、スコットランドヤードのレストレード警部(Inspector Lestrade)が、建物の前に立っていた。

まだ何の連絡もしていないにもかかわらず、事件現場に姿を見せたホームズとワトスンに驚くレストレード警部であったが、占い師(fortuneteller)のイヴェット(Yvette)が何者かに殺害されたことを、2人に対して、告げるのであった。


スコットランドヤードのレストレード警部に案内された
ホームズとワトスンの2人は、
占い師のイヴェットが彼女の占い部屋において
殺害されている現場に遭遇する。


レストレード警部に案内されて、ホームズとワトスンが建物の中へ入ると、占い師のイヴェットが、彼女の占い部屋にあるテーブルの上に突っ伏すようにして殺されている現場に行き当たった。

ホームズとワトスンが、それぞれ、占い師のイヴェットの死体を調べたところ、イヴェットの向かい側に座った犯人が、占い中に、彼女の右手を掴んで、自分の方へと引き寄せ、ナイフで彼女の右脇腹を刺して、殺害したものと考えられた。

彼女の死体から流れ出た血は、テーブルの上を汚すとともに、床の上にも、滴り落ちていた。その血の跡は、建物の裏側の庭まで続いていた。


占い師イヴェットの死体から流れ出た血は、
建物の裏側の庭まで続いていた。

彼女の死体の後ろにある棚の上には、今日、占いのために、彼女を訪れた客の名前が書かれた記録があった。


占い師イヴェットの死体の後ろにある棚の上には、
今日、占いのために、彼女を訪れた客の名前が書かれた記録が残されていた。

ホームズとワトスンの2人は、占い師のイヴェットを殺害した容疑者について、以下の6名まで絞り込んだ。


占い師イヴェットを殺害した容疑者の一覧表

(1)ベネディクト・ブライトン公爵(Duke Benedict Brighton)

(2)ジェレミヤ・ブライトン(Jeremiah Brighton - ベネディクト・ブライトン公爵の息子)

(3)ジョン・ウォルター(John Walter - ベネディクト・ブライトン公爵の使用人)

(4)ジュリー(Julie - 占い師イヴェットの助手)

(5)スティーヴン・ハスク(Stephen Husk - 占い師イヴェットの客)

(6)モルデカイ・クッシング(Mordecai Cushing - 占い師イヴェットの客エスター・クッシング(Esther Cushing)の父)


上記の6人の事情聴取を行なったホームズとワトスンは、占い師のイヴェットを殺害した犯人として、6人のうちの1人を指差すのであった。


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