筆者がローンストン城で購入した イングリッシュヘリテージのガイドブックの表紙 |
これまでに、デヴォン州(Devon)内に所在するダートマス城(Dartmouth Castle → 2023年9月10日 / 9月12日付ブログで紹介済)、トトネス城(Totnes Castle → 2023年9月14日 / 9月16日付ブログで紹介済)およびベリーポメロイ城(Berry Pomeroy Castle → 2023年9月19日 / 9月23日付ブログで紹介済)とコーンウォール州(Cornwall)内に所在するレストーメル城(Restormel Castle → 2023年9月27日 / 10月1日付ブログで紹介済)について御紹介したが、引き続き、コーンウォール州内に所在する城を紹介したい。
筆者がローンストン城で購入した イングリッシュヘリテージのガイドブック内に載っている 城の図面 |
今回紹介するのは、ローンストン(Lauceston)の町を見下ろす場所に建つローンストン城(Lauceston Castle)である。
チケットオフィス越しに、ローンストン城のキープを望む <筆者撮影> |
1066年にノルマン朝(Norman Dynasty)を開き、現在の英国王室の開祖となったウィリアム1世(William I:1027年ー1087年 在位期間:1066年ー1087年 - ウィリアム征服王(William the Conqueror)の名で呼ばれることの方が多い)がイングランドを征服(ノルマンコンクエスト / Norman Conquest)した後の11世紀後半に、ローンストン城は、ウィリアム1世の異母弟である Rober, Count of Mrtain (1031年頃ー1095年頃)によって築かれたものと思われる。
チケットオフィスの入口 <筆者撮影> |
ローンストン城は、ウォーリック州(Warwickshire)のウォーリック城(Warwick Castle → 2023年8月28日 / 8月30日付ブログで紹介済)、トトネス城およびレストーメル城と同じように、当初、木製の「モット・アンド・ベイリー(Motte-and-bailey)」であったが、12世紀に、石製のものに代えられた。
なお、「モット・アンド・ベイリー」とは、「モット(motte)」と呼ばれる小高い丘の上に建てられた木製、または、石製のキープ(keep)と、矢来(palisade)や防御用の堀(rampart)等で囲まれた中庭(bailey)で構成された要塞施設のことを意味している。
ローンストン城は、その形状から、「三重冠(Triple Crown)」と呼ばれている。
チケットオフィスを抜けて、ローンストン城のキープへと向かう(その1) <筆者撮影> |
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