2024年1月11日木曜日

シヴォーン・ダウド作「ロンドンアイの謎」(The London Eye Mystery by Siobhan Dowd) - その1

2016年に英国の Penguin Random House UK 社から出版された
シヴォーン・ダウド作「ロンドンアイの謎」の
ペーパーバック版の表紙
(Cover illustration : David Dean
) -
従兄弟のサリム・マククラウドが乗り込んだロンドンアイのカプセルを、
地上から見上げるテッド・スパーク(左側の人物)と
彼の姉であるカトリーナ(右側の人物)が描かれている。


本作品「ロンドンアイの謎(The London Eye Mystery)」は、英国の小説家で、人権擁護活動家でもあるシヴォーン・ダウド(Siobhan Dowd:1960年ー2007年)が2007年に発表したものである。


1960年2月4日、ロンドンに生まれたシヴォーン・ダウドは、オックスフォード大学(Lady Margaret Hall, Oxford University)とグリニッジ大学(Greenwich Univeristy)を卒業した後、国際ペンクラブに所属の上、作家達の人権擁護活動を経て、2006年に作家デビュー。

本作品「ロンドンアイの謎」は、彼女の第2作目に該るジュヴナイル向けの推理小説で、2007 NANSEN & TES Special Educational Needs Children's Book Award を受賞。


本作品「ロンドンアイの謎」の日本語翻訳版が、2022年7月に、東京創元社から刊行されている。

なお、本作品は、


*第3位「2023本格ミステリ・ベスト10」海外篇

*第7位「このミステリーがすごい!2023年版」海外編

*第9位<週刊文春>2022ミステリーベスト10 海外部門


に選出された。


作者のシヴォーン・ダウドは、本作品「ロンドンアイの謎」の発表直後の2007年8月21日に、乳癌のために亡くなった。

彼女が亡くなる前に執筆済で、北アイルランド紛争をテーマにした犯罪小説である「ボグ・チャイルド(Bog Child)」が2008年に刊行され、カーネギー賞(Carnegie Medal)を受賞した。

また、彼女の構想をベースにして、パトリック・ネス(Patrick Ness)が執筆した「怪物はささやく(A Monster Calls)」が2011年に刊行されて、同じく、カーネギー賞を受賞している。


更に、本作品「ロンドンアイの謎」の続編に該る「グッゲンハイムの謎(The Guggenheim Mystery)」が、彼女の構想をベースにして、米国カリフォルニア州出身で、現在、英国オックスフォード(Oxford)在住の作家であるロビン・スティーヴンス(Robin Stevens: 1988年ー)が執筆して、2017年に刊行された。

そして、「グッゲンハイムの謎」の日本語翻訳版が、2022年12月に、東京創元社から刊行されている。


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