第51話「杉の柩」が収録された エルキュール・ポワロシリーズの DVD コレクション No. 5 の表紙 |
アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)作「杉の柩(Sad Cypress)」(1940年)の TV ドラマ版が、英国の TV 会社 ITV 社による制作の下、「Agatha Christie’s Poirot」の第51話(第9シリーズ)として、2003年12月26日に放映されている。英国の俳優であるサー・デヴィッド・スーシェ(Sir David Suchet:1946年ー)が、名探偵エルキュール・ポワロを演じている。ちなみに、日本における最初の放映日は、2005年8月24日である。
英国 TV ドラマ版における主な登場人物(エルキュール・ポワロを除く)と出演者は、以下の通り。
(1)エリノア・カーライル(Elinor Carlisle - ローラ・ウェルマンの姪):Elizabeth Dermot Walsh
(2)ロディー・ウィンター(Roddy Winter - ローラ・ウェルマンの亡き夫の甥 / エリノア・カーライルの従兄で、彼女の婚約者):Rupert-Penry-Jones
(3)メアリー・ジェラード(Mary Gerrard - ウェルマン家の門番の娘): Kelly Reilly
(4)ピーター・ロード医師(Dr. Peter Lord - ローラ・ウェルマンの掛かり付け医):Paul McGann
(5)ジェシー・ホプキンズ(Jessie Hopkins - ローラ・ウェルマンの看護婦):Phyllis Logan
(6)アイリーン・オブライエン(Eileen O’Brien - ローラ・ウェルマンの看護婦):Marion O’Dwyer
(7)ローラ・ウェルマン(Mrs. Laura Welman - 富豪の未亡人):Diana Quick
(8)テッド・ホーリック(Ted Horlick - エリノア・カーライルに対して、想いを寄せるウェルマン家の庭師):Stuart Laing
(9)マースデン(Marsden - 事件捜査を担当する警部):Jack Galloway
(10)セデン氏(Mr. Sedden - ローラ・ウェルマンの事務弁護士):Geoffrey Beevers
(11)検事(Prosecuting Counsel - エリノア・カーライルの起訴を担当):Alistair Findlay
(12)ビショップ夫人(Mrs. Bishop - ウェルマン家の召使頭):Linda Spurrier
(13)店主(Shopkeeper - 食料品店を経営):Ian Taylor
(14)裁判官(Judge - エリノア・カーライルの裁判を担当):Timothy Carlton
(15)メイド(Maid - ウェルマン家の召使):Louise Callaghan
アガサ・クリスティーの原作に比べると、英国 TV ドラマ版における登場人物には、以下の違いが見受けられる。
(2)
エリノア・カーライルの婚約者は、原作の場合、ロディー・ウェルマン(Roddy Welman)になっているが、英国 TV ドラマ版の場合、ロディー・ウィンターに変更されている。
(8)
原作におけるテッド・ビグランド(Ted Bigland - エリノア・カーライルに対して、想いを寄せる農民の息子)とホーリック(Horlick - ウェルマン家の庭師)の2人が、英国 TV ドラマ版の場合、テッド・ホーリックと言う一人の人物に統合されている。
(9)
原作の場合、事件捜査を担当する警察官は、ブリル警部(Inspector Brill)になっているが、英国 TV ドラマ版の場合、マースデン警部に変更されている。
(11)
エリノア・カーライルの起訴を担当する検事として、原作の場合、サー・サミュエル・アテンブリー(Sir Samuel Attenbury)と言う名前が与えられているが、英国 TV ドラマ版の場合、特に名前は言及されていない。
(14)
エリノア・カーライルの裁判を担当する裁判官として、原作の場合、べディングフェルド裁判官(Mr. Judge Beddingfeld)と言う名前が与えられているが、英国 TV ドラマ版の場合、特に名前は言及されていない。
追加で言うと、エリノア・カーライルの弁護を担当する弁護士として、原作の場合、サー・エドウィン・ブルマー(Sir Edwin Blmer)が登場するが、英国 TV ドラマ版の場合、彼は登場していない。
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