英国の Orion Publishing Group Ltd. から2024年に発行されている「ミス・マープルの世界(The World of Miss Marple)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているミス・ジェイン・マープル(Miss Jane Marple)シリーズの登場人物や各作品に関連した68個の手掛かりについて、前回に引き続き、順番に紹介していきたい。
今回も、ミス・マープルが登場する作品に関連する手掛かりの紹介となる。
(37)マーマレードの瓶(marmalade jar)
マーマレードの瓶が、ジズソーパズルの左下に立つドリー・バントリー(Mrs. Dolly Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)と夫のアーサー・バントリー大佐(Colonel Arthur Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)の右手前にあるテーブルの上、左端近くに置かれている。
(38)スコーンと蜂蜜(scone with honey)
スコーンと蜂蜜が載った皿が、ジズソーパズルの左下に立つドリー・バントリーと夫のアーサー・バントリー大佐の右手前にあるテーブルの上、一番右端に置かれている。
(39)黒鶫<クロツグミ>(blackbird)
黒鶫(クロツグミ)が、ジズソーパズルの右下にある蔓棚の上に、2羽留まっている。
これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1953年に発表したミス・マープルシリーズ作品の「ポケットにライ麦を(A Pocket Full of Rye)」である。本作品は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第45作目に該り、ミス・マープルシリーズの長編のうち、第6作目に該っている。
同作品は、マザーグース(Mother Goose)の童謡の歌詞通りに、殺人事件が発生する「見立て殺人」をテーマにした作品である。
ビル・ブラッグ氏(Mr. Bill Bragg)が描く ミス・マープルシリーズの長編第6作目である 「ポケットにライ麦を」の一場面 |
0 件のコメント:
コメントを投稿