英国の Orion Publishing Group Ltd. から2024年に発行されている「ミス・マープルの世界(The World of Miss Marple)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているミス・ジェイン・マープル(Miss Jane Marple)シリーズの登場人物や各作品に関連した68個の手掛かりについて、前回に引き続き、順番に紹介していきたい。
今回も、ミス・マープルが登場する作品に関連する手掛かりの紹介となる。
(34)舞台用の重石(stage weight)
舞台用の重石が、ジズソーパズルの右下に立っているチェリー・ベイカー(Cherry Baker → 2024年8月10日付ブログで紹介済)の足下、花壇の柵に立て掛けてある。
(35)薬の瓶(medicine bottle)
薬の瓶が、ジズソーパズルの中央のやや下に居るジェイスン・ラフィール(Jason Rafiel → 2024年8月14日付ブログで紹介済)が操作するレコードプレイヤーが置かれているテーブルの一番右端に置かれている。
(36)ヒューズボックス(fuse box)
ヒューズボックスが、ジズソーパズルの右上に建つ家の一番右端の壁に設置されている。
これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1952年に発表したミス・マープルシリーズ作品の「魔術の殺人(They Do It with Mirrors)」である。本作品は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第43作目に該り、ミス・マープルシリーズの長編のうち、第5作目に該っている。
なお、本作品が米国で出版された際には、「Murder with Mirrors」という題に変更されている。
ビル・ブラッグ氏(Mr. Bill Bragg)が描く ミス・マープルシリーズの長編第5作目である 「魔術の殺人」の一場面 |
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