英国の Penguin Random House UK 社から 2023年に刊行されている Vintage Classics シリーズの1冊である アラン・アレクサンダー・ミルン作「赤い館の秘密」の表紙 (Cover illustration by Nick Hayes) |
米国の小説家であるピーター・スワンスン(Peter Swanson:1968年ー)が2020年に発表した「8つの完璧な殺人(Rules for Perfect Murders → 2024年x月x日 / x月x日 / x月x日付ブログで紹介済)」において、マサチューセッツ州(Commonwealth of Massachusetts)のボストン(Boston)でミステリー専門書店 Old Devils Bookstore を経営している店主マルコム・カーショー(Malcolm Kershaw)が、当時の店主であるジョン・ヘイリー(John Haley)に言われて、店のブログを開設した時に、最初の記事として、彼は、「完璧な殺人」が出てくる犯罪小説8作品を選んで、店のブログにリストを掲載した。
そのリストに掲載された犯罪小説8作品には、アラン・アレクサンダー・ミルン(Alan Alexander Milne:1882年ー1956年)作「赤い館の秘密(The Red House Mystery)」(1922年)が含まれている。
「赤い館の秘密」(1921年に発表+1922年に単行本化)を執筆したアラン・アレクサンダー・ミルンは、ロンドンのキルバーン(Kilburn)生まれのスコットランド人で、児童文学作家、劇作家、そして、詩人として有名である。
彼の代表作は、以下の「クマのプーさん」シリーズで、これらは、彼の一人息子であるクリストファー・ロビン・ミルン(Christopher Robin Milne:1920年ー1996年)のために書かれたものである。
(1)「クマのプーさん(Winnie-the-Pooh)」(1926年)
(2)「プー横丁の家(The House at Pooh Corner)」(1928年)
(3)詩集「クリストファー・ロビンのうた(When We Were Very Young)」(1924年)
(4)詩集「クマのプーさんとぼく(Now We Are Six)」(1927年)
なお、上記のシリーズ作品には、挿絵画家のアーネスト・ハワード・シェパード(Ernest Howard Shepard:1879年ー1976年)がイラストを添えており、これらのイラストを含め、今日でも世界中で愛されている。
A.A.ミルンは、若かりし頃、アマチュアのクリケットチームでプレイしており、スコットランド人つながりで、同じチームには、シャーロック・ホームズシリーズ作者であるサー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Sir Arthur Ignatius Conan Doyle:1859年-193年)とピーターパン(Peter Pan)の生みの親で、児童文学作家で劇作家のサー・ジェイムズ・マシュー・バリー(Sir James Matthew Barrie:1860年ー1937年)も在籍していた。
0 件のコメント:
コメントを投稿