![]() |
英国の HarperCollinsPublishers 社から以前に出版されていた アガサ・クリスティー作「ヒッコリーロードの殺人」のペーパーバック版の表紙 -エルキュール・ポワロの有能な秘書フェリシティー・レモンの姉で、 未亡人のハバード夫人が寮母を務めている ヒッコリーロード26番地にある学生寮の内部が、表紙に使用されている。 今回は、この学生寮が、事件の舞台になる。 |
英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に発行されている「エルキュール・ポワロの世界(The World of Hercule Poirot)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているエルキュール・ポワロシリーズの登場人物や各作品に関連した112個の手掛かりについて、引き続き、紹介したい。
前回に引き続き、各作品に出てくる登場人物、建物や手掛かり等が、その対象となる。
![]() |
| ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の完成形 <筆者撮影> |
(90)リュックサックの底に隠されて密輸された宝石等(valuables smuggled in rucksacks)
ジグソーパズル中央に立つエルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)から右真横へ移動した位置に居る執事のジョージ(George → 2025年10月23日付ブログで紹介済)の左足の先の床の上に、リュックサックの底に隠されて密輸された宝石等が落ちている。
(91)ダイヤモンドの指輪が入ったスープ皿(bowl of soup with a ring in it)
ジグソーパズルの下段のやや右側にあるテーブルの右端に、ダイヤモンドの指輪が入ったスープ皿が置かれている。
(92)ルシェルンのライオンの形をした大理石の文鎮(Lion of Lucerne paperweight)
エルキュール・ポワロの執事ジョージの右側にあるテーブルの左端に、ルシェルンのライオンの形をした大理石の文鎮が置かれている。
これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1955年に発表した「ヒッコリーロードの殺人(Hickory Dickory Dock)」である。
「ヒッコリーロードの殺人」は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第47作目に該り、そして、エルキュール・ポワロシリーズの長編としては、第26作目に該っている。
なお、「ヒッコリーロードの殺人」の場合、米国版のタイトルは、「Hickory, Dickory, Death」が使用されている。
![]() |
| ミス・フェリシティー・レモンは、 ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の中央に立つ エルキュール・ポワロの左斜め下に居る。 <筆者撮影> |
「ヒッコリーロードの殺人」の場合、有能な秘書フェリシティー・レモン(Miss Felicity Lemon → 2025年10月15日付ブログで紹介済)がタイプした手紙に、エルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)が誤字を3つも見つけるところから、その物語が始まる。
![]() |
| エルキュール・ポワロは、 ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の中央に立っている。 <筆者撮影> |
ポワロがミス・レモンに尋ねると、彼女のタイプミスの原因が、彼女の姉で、今はヒッコリーロード26番地(26 Hickory Road)にある学生寮で寮母をしている未亡人のハバード夫人(Mrs. Hubbard)から彼女が相談を受けていたたためであることが判明する。
ミス・レモンによると、姉のハバード夫人が寮母を務めている学生寮では、非常に奇妙なことが連続して発生していたのである。
夜会靴、ブレスレット、聴診器、電球、古いフランネルのズボン、チョコレートが入った箱、硼酸の粉末、浴用塩、料理の本やダイヤモンドの指輪(後に、食事中のスープ皿の中から見つかった)等、全く関連性がないものが次々と紛失していた。更に、それに加えて、ズタズタに切り裂かれた絹のスカーフ、切り刻まれたリュックサック、そして、緑のインクで台無しになった学校のノート等が見つかり、盗難行為だけではなく、野蛮かつ不可解な行為も横行していたのだ。








0 件のコメント:
コメントを投稿