英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に発行されている「エルキュール・ポワロの世界(The World of Hercule Poirot)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているエルキュール・ポワロシリーズの登場人物や各作品に関連した112個の手掛かりについて、引き続き、紹介したい。
「三幕の悲劇」は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第16作目に、そして、エルキュール・ポワロシリーズの長編としては、第9作目に該っている。
なお、「三幕の悲劇」の場合、米国版のタイトルは、「Murder in Three Acts」が使用されている。
「三幕の悲劇」の物語は、第一幕から第三幕までの3章で構成されている。
<第一幕>
引退して隠遁生活を送る有名な舞台俳優であるサー・チャールズ・カートライト(Sir Charles Cartwight)が住むコーンウォール州(Cornwall)ルーマスの豪邸「カラスの巣」において、晩餐会が開催される。
晩餐会に招待された客は、以下の通り。
(A)サー・バーソロミュー・ストレンジ(Sir Bartholomew Strange - サー・チャールズ・カートライトの友人で、ハーリーストリート(Harley Street → 2015年4月11日付ブログで紹介済)で開業する有名な精神科医)
(B)ハーマイオニー・リットン・ゴア(Hermione Lytton Gore - 魅力的な美しい女性 / 愛称:エッグ(Egg))
(C)レディー・メアリー・リットン・ゴア(Lady Mary Lytton Gore - 上流階級の未亡人で、ハーマイオニー・リットン・ゴアの母親)
(D)アンジェラ・サトクリフ(Angela Sutcliffe - 有名な美人舞台女優)
(E)フレディー・ダクレス大尉(Captain Freddie Dacres - 元騎手)
(F)シンシア・ダクレス(Cynthia Dacres - ダクレス大尉の妻で、婦人服業界の有名ブランドのオーナー)
(G)ミュリエル・ウィルズ(Muriel Wills - アンソニー・アスター(Anthony Astor)と言う名前で知られる女流劇作家)
(H)オリヴァー・マンダース(Oliver Manders - ジャーナリストで、ハーマイオニー・リットン・ゴアの友人)
(I)スティーヴン・バビントン牧師(Reverend Stephen Babbington - ルーマス地元の牧師)
(J)マーガレット・バビントン(Margaret Babbington - スティーヴン・バビントン牧師の妻)
(K)サタースウェイト氏(Mr. Satterthwaite - サー・チャールズ・カートライトの芝居に投資したことが縁で、彼と友人関係にあり)
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| 英国の The Orion Publishing Group Ltd. より2023年に発行された アガサ・クリスティーをテーマにしたトランプのうち、 2♠️「サタースウェイト氏」 |
(L)エルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)
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| エルキュール・ポワロは、 ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の中央に立っている。 <筆者撮影> |
その晩餐会の席上、飲みつけないカクテルを口にしたスティーヴン・バビントン牧師が急死。
サー・バーソロミュー・ストレンジが「バビントン牧師が口にしたカクテルのグラスを分析したが、毒は検出されなかった。」と告げたため、バビントン牧師の死因は、ある種の発作だと考えられたが、サー・チャールズ・カートライトは、殺人を疑い、調査を主張。ところが、調査の結果、何の証拠も出てこなかった。
その後、晩餐会への出席者達はちりぢりとなり、気落ちしたサー・チャールズ・カートライトは、欧州大陸へと向かった。






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