カールトンハウステラスから 10番地と11番地を含む東側の棟を見たところ |
スウェーデンに住む英国出身の作家兼編集者であるスティーヴン・サヴィル(Steven Savile:1969年ー)と米国の作家兼編集者であるロバート・グリーンバーガー(Robert Greenberger:1958年ー)が合作して、2016年に発表した「シャーロック・ホームズの更なる冒険 / ソローズクラウンでの殺人(The further adventures of Sherlock Holmes / Murder at Sorrow’s Crown)」において、英国政府の中に潜む犯人達が言及していた英国の政治家で、ヴィクトリア朝の中期から後期にかけて、自由党の党首として、英国首相を4回務めたウィリアム・ユワート・グラッドストン(William Ewart Gladstone:1809年ー1898年 → 2022年8月22日 / 8月24日付ブログで紹介済)が住んでいた建物が、ロンドンの中心部シティー・オブ・ウェストミンスター区(City of Westminster)のセントジェイムズ地区(St. James’s)内に、もう1つ所在している。
トラファルガースクエア(Trafalgar Square)からセントジェイムズ宮殿(St. James’s Palace)へ向かって西に延びるパル・マル通り(Pall Mall → 2016年4月30日付ブログで紹介済)の南側にあり、パル・マル通りに並行して東西に延びるカールトンハウステラス(Carlton House Terrace → 2015年10月24日付ブログで紹介済)の11番地の建物(11 Carlton House Terrace)が、それである。
カールトンハウステラス10番地 / 11番地の建物を見上げたところ |
ウィリアム・ユワート・グラッドストンがここに住んでいたことを示すブラークが、 街灯の向こう側に、カールトンハウステラス11番地の地上階の外壁に架けられているのが見える。 |
カールトンハウステラス10番地の入口 |
カールトンハウステラス10番地には、 英国学士員が入居している。 |
カールトンハウステラス10番地には、現在、「英国学士院(British Academy)」が入居している。英国学士院は、人文社会科学の研究者による自治組織であり、そのため、通常は同建物内に入館することはできないものの、(1)講演会の時と(2)毎年9月の週末にロンドン内の建築物が一般公開されるオープンハウス(Open House)の際には、見学が可能である。
セントジェイムズスクエア10番地に加えて、 カールトンハウステラス11番地にも、 ウィリアム・ユワート・グラッドストンは住んでいた。 |
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