2022年8月29日月曜日

初代ミルナー子爵アルフレッド・ミルナー(Alfred Milner, 1st Viscount Milner) - その1

初代ミルナー子爵アルフレッド・ミルナーが住んでいた建物が、
シティー・オブ・ウェストミンスター区(City of Westminster)の
マリルボーン地区(Marylebone)内にある。


英国出身のティム・シモンズ(Tim Symonds)が2012年に発表した「シャーロック・ホームズとスコットニー城のボーア人の死体(Sherlock Holmes and the Dead Boer at Scotney Castle → 2022年8月17日 / 8月19日 / 8月23日付ブログで紹介済)」において、キップリング連盟(Kipling League:1889年に設立され、当初は、ジョーゼフ・ラドヤード・キップリング(Joseph Rudyard Kipling:1865年ー1936年 → 2018年12月16日 / 12月22日 / 12月30日付ブログで紹介済)の著作品を崇拝する読書サークルのような集まりであったが、1902年頃までに、キップリングが唱える「帝国主義による植民地支配(Conservative colonial agenda)」を宣伝する団体へと、その性格を変えていた)に属するメンバーの一人で、事件の背景となった第二次ボーア戦争(Second Anglo-Boer War:1899年-1902年 → 2022年8月8日付ブログで紹介済)を起こした人物として、スタンリー・ヴァン・ビール子爵(Visocunt Stanley Van Beers)が物語に登場する。実際のところ、彼は架空の人物であって、実在しないが、作者のティム・シモンズは、初代ミルナー子爵アルフレッド・ミルナー(Alfred Milner, 1st Viscount Milner:1854年ー1925年)をモデルにして、スタンリー・ヴァン・ビール子爵を創り上げていると思われる。


初代ミルナー子爵アルフレッド・ミルナーが住んでいた建物の具体的な住所は、
「マンチェスタースクエア14番地(14 Manchester Square, Marylebone, London W1U 3PP)」。


実際、スタンリー・ヴァン・ビール子爵と初代ミルナー子爵アルフレッド・ミルナーの間では、以下の通り、両者の経歴が非常に似通うように設定されているのである。


0 件のコメント:

コメントを投稿