2022年8月26日金曜日

ロンドン セントジェイムズスクエア10番地(10 St. James’s Square)

英国の政治家で、自由党の党首として、
英国首相を4回務めたウィリアム・ユワート・グラッドストンが住んでいた
セントジェイムズスクエア10番地は、
画面中央からやや左側に建つ外壁が煉瓦色の建物。


スウェーデンに住む英国出身の作家兼編集者であるスティーヴン・サヴィル(Steven Savile:1969年ー)と米国の作家兼編集者であるロバート・グリーンバーガー(Robert Greenberger:1958年ー)が合作して、2016年に発表した「シャーロック・ホームズの更なる冒険 / ソローズクラウンでの殺人(The further adventures of Sherlock Holmes / Murder at Sorrow’s Crown → 2022年8月2日 / 8月4日 / 8月9日付ブログで紹介済)」において、英国政府の中に潜む犯人達が言及していた英国の政治家で、ヴィクトリア朝の中期から後期にかけて、自由党の党首として、英国首相を4回務めたウィリアム・ユワート・グラッドストン(William Ewart Gladstone:1809年ー1898年 → 2022年8月22日 / 8月24日付ブログで紹介済)が住んでいた建物が、ロンドンの中心部シティー・オブ・ウェストミンスター区(City of Westminster)のセントジェイムズ地区(St. James’s)内に所在している。



(1)トラファルガースクエア(Trafalgar Square)からセントジェイムズ宮殿(St. James’s Palace)へ向かって西に延びるパル・マル通り(Pall Mall → 2016年4月30日付ブログで紹介済)と(2)ピカデリーサーカス(Piccadilly Circus)から、地下鉄グリーンパーク駅(Green Park Tube Station)の前を通って、ハイドパークコーナー(Hyde Park Corner)へ向かって西に延びるピカデリー通り(Piccadilly)に南北を挟まれたセントジェイムズスクエア(St. James’s Square → 2015年10月25日付ブログで紹介済)の10番地の建物(10 St. James’s Square)が、それである。



ピカデリー通りの南側にあり、ピカデリー通りに閉口して東西に延びるジャーミンストリート(Jermyn Street → 2016年7月24日付ブログで紹介済)から南下するデューク・オブ・ヨーク・ストリート(Duke of York Street)がセントジェイムズスクエアに突き当たった北西の角辺りに、セントジェイムズスクエア10番地の建物は位置している。

セントジェイムズスクエア10番地の建物の外壁には、
ウィリアム・ユワート・グラッドストンに加えて、
ホイッグ党の党首として、英国首相を務めた
初代チャタム伯爵ウィリアム・ピットが住んでいたことを示す
プラークが架けられている。


セントジェイムズスクエア10番地の建物の地上階(Ground Floor)の外壁に、ウィリアム・ユワート・グラッドストンがここに住んでいたことを示すロンドン・カウンティー・カウンシル(London County Council)管理のプラークが架けられている。


セントジェイムズスクエア10番地の建物には、ウィリアム・ユワート・グラッドストンの他に、ホイッグ党の党首として、1766年から1768年にかけて英国首相を務めた初代チャタム伯爵ウィリアム・ピット(William Pitt, 1st Earl of Chatham:1708年ー1778年)も住んでいた。

フランス革命 / ナポレオン戦争時に、保守党の党首として、英国首相を務めたウィリアム・ピット(William Pitt:1759年ー1806年)は、彼の次男である。

両者を区別するため、初代チャタム伯爵ウィリアム・ピットは「大ピット」と、そして、彼の次男のウィリアム・ピットは「小ピット」と呼ばれている。


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