英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に発行されている「エルキュール・ポワロの世界(The World of Hercule Poirot)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているエルキュール・ポワロシリーズの登場人物や各作品に関連した112個の手掛かりについて、引き続き、紹介したい。
前回に引き続き、各作品に出てくる登場人物、建物や手掛かり等が、その対象となる。
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| ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の完成形 <筆者撮影> |
(96)私立女子校生(schoolgirl)
ジグソーパズル中央に立つエルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)から右真横へ移動した位置に居て、画面右側にある柱の側に立っている執事のジョージ(George → 2025年10月23日付ブログで紹介済)の左斜め下に、「オリエント急行の殺人(Murder on the Orient Express → 2023年8月25日 / 8月29日付ブログで紹介済)」(1934年)に登場するイスタンブール(Istanbul)発カレー(Calais)行きオリエント急行(Orient Express)の寝台車を担当する車掌であるフランス人のピエール・ポール・ミシェル(Pierre Paul Michel → 2026年1月2日 / 1月4日付ブログで紹介済)と一緒に、右手に帽子を持った私立女子校生が立っている。
(97)テニスラケット(tennis racket)
ジョン・レイス大佐(Colonel John Race → 2025年10月25日付ブログで紹介済)が、ジグソーパズルの左下近くに居て、ジグソーパズル中央に立つエルキュール・ポワロの方を見つめている。背広を着て、右手には、帽子を持っている。なお、背広の右ポケットから、メモ用紙なのか、紙のようなものがはみ出ている。ジョン・レイス大佐の左斜め上に建つ柱に、テニスラケットが立て掛けられている。
(98)砂袋(sandbag)
ジグソーパズル中央に立つエルキュール・ポワロの右斜め後ろの位置に立っているスコットランドヤードのジェイムズ・ハロルド・ジャップ警部(Inspector James Harold Japp / 後に主任警部(Chief Inspector)に昇進 → 2025年10月24日付ブログで紹介済)の背後にある柱の右側に、クリスマスツリー(Christmas tree → 2026年4月5日 / 4月17日付ブログで紹介済)が設置されている。クリスマスツリーの下に、砂袋が置かれている。
これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1959年に発表した「鳩のなかの猫(Cat Among the Pigeons)」である。
「死者のあやまち」は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第51作目に該り、そして、エルキュール・ポワロシリーズの長編としては、第28作目に該っている。
中東のラマット王国(Ramat)では、若き国王であるアリ・ユースフ(Prince Ali Yusuf)は民主化を進めていたが、国王に対する革命(coup d'etat)が勃発する。
自身に迫る危機を事前に察したアリ・ユースフ国王は、彼の親友で、彼のお抱え飛行士でもあるボブ・ローリンスン(Bob Rawlinson)に対して、数十万ポンドの価値にもなる王家に伝わる宝石を密かに国外へ運び出すことを依頼した。アリ・ユースフ国王からの依頼を受けたボブ・ローリンスンは、咄嗟に姉のジョアン・サットクリフ(Joan Sutcliffe)と姪のジェニファー・サットクリフ(Jennifer Sutcliffe - 肺炎(pneumonia)が治った後の転地療養を兼ねている)が2ヶ月間滞在しているホテル(Ritz Savoy Hotel)の部屋を訪ねたが、生憎と、彼女達は留守だった。そこで、ボブ・ローリンスンは、姪のジェニファーが使っているテニス用のラケットの握り部分に宝石が入った包みを隠すと、ホテルの部屋を出た。ボブ・ローリンスンとしては、自分の行動を誰にも見られていないつもりでいたが、実際には、彼の行動は、何者かに見られていたのである。





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