英国の Orion Publishing Group Ltd. から2024年に発行されている「ミス・マープルの世界(The World of Miss Marple)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているミス・ジェイン・マープル(Miss Jane Marple)シリーズの登場人物や各作品に関連した68個の手掛かりについて、前回に引き続き、順番に紹介していきたい。
今回から、ミス・マープルが登場する作品に関連する手掛かりの紹介となる。
(17)ピクリン酸が入った瓶(picric acid)
ピクリン酸が入った瓶が、ミス・マープルの甥であるレイモンド・ウェスト(Raymond West → 2024年8月12日付ブログで紹介済)が座るテラス用の椅子の左側にあるテーブルの一番右端に置かれている。
(18)ある女性の肖像画(portrait of a woman)
ある女性の肖像画が入った額が、ジズソーパズルの中央下に植えてある青いゼラニウム(blue geranium)の左側に置かれている。
(19)銀器が入ったスーツケース(suitcase filled with silverware)
銀器が入ったスーツケースが、ジズソーパズルの中央下にある花壇の左側の地面の上に置かれている。
(20)モーゼル銃(Mauser pistol)
モーゼル銃が、ジズソーパズルの右下に立っているチェリー・ベイカー(Cherry Baker → 2024年8月10日付ブログで紹介済)の足下に落ちている。
(21)椰子の鉢(potted palm)
椰子の鉢が、ジズソーパズルの右上にある家の戸口の左側におかれている。
これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1930年に発表したミス・マープルシリーズ作品の「牧師館の殺人(The Murder at the Vicarage)」である。本作品は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第10作目に該り、ミス・マープルシリーズの長編のうち、第1作目に該っている。
ビル・ブラッグ氏(Mr. Bill Bragg)が描く ミス・マープルシリーズの長編第1作目「牧師館の殺人」の一場面 |
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