2024年8月2日金曜日

小学館まんが版「シャーロック・ホームズ全集1 - 緋色の研究」- その2

小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」のうち、
「緋色の研究」の表紙 -
画面の中央には、右手に虫眼鏡を持ったシャーロック・ホームズが描かれている。


日本の出版社である株式会社小学館から出版されているまんが版「シャーロック・ホームズ全集」の「第1巻:緋色の研究(A Study in Scarlet)」(発行日:1996年9月)には、表題作に加えて、「グロリア・スコット号の謎(The Gloria Scott)」と「マスグレーブ家の奇妙な儀式(The Musgrave Ritual)」の2編が収録されている。


なお、まんがについては、静岡県浜松市出身の漫画家である小林たつよし(Tatsuyohi Kobayashi:1955年ー)が担当。小林たつよしは、主に小学館の雑誌や刊行物を中心に執筆している。


また、日本の精神科医 / 作家 / 翻訳家で、日本シャーロック・ホームズクラブを主宰していた小林司(Tsukasa Kobayashi:1929年-2010年)と洋子夫人(筆名:東山あかね)が、監修を担当。


表題作の「緋色の研究(A Study in Scarlet → 2016年7月30日付ブログで紹介済)」は、シャーロック・ホームズシリーズの4ある長編小説のうち、最初に発表された作品で、英国では、「ビートンのクリスマス年間(Beeton's Christmas Annual)」(発行年月:1887年11月)に掲載された。

1888年に単行本化されている。


小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」のうち、
「グロリア・スコット号の謎」の表紙 -
画面の右手前には、右手にパイプを持ったシャーロック・ホームズが描かれている。


グロリア・スコット号事件」については、ホームズシリーズの56ある短編小説のうち、17番目に発表された作品で、英国では、「ストランドマガジン(The Strand Magazine)」の1893年4月号に、また、米国でも、「ハーパーズ ウィークリー(Harper’s Weekly)」の1893年4月15日号に掲載された。

また、同作品は、ホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想(The Memoirs of Sherlock Holmes)」(1893年)に収録されている。


小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」のうち、
「マスグレーブ家の奇妙な儀式」の表紙 -
画面の手前には、マスグレイヴ家の執事である
リチャード・ブラントン(Richard Brunton)の死体が、
また、画面の奥には、
父親の死去に伴い、
サセックス州(Sussex)の西部に所在する
ハールストン領主館(Manor House of Hurlstone)の主人となった
レジナルド・マスグレイヴ(Reginald Musgrave)、
シャーロック・ホームズと地元警察の警官が描かれている。


「マスグレイヴ家の儀式書」に関しては、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、18番目に発表された作品で、英国では、「ストランドマガジン」の1893年5月号に、また、米国では、「ハーパーズ ウィークリー」の1893年5月13日号に掲載された。

また、同作品は、1893年に発行されたホームズシリーズの第2短編集「シャーロック・ホームズの回想」に収録されている。


上記に加えて、


「ひみつファイル」

(1)スコットランド・ヤード(Scotland Yard)

(2)ベーカー街イレギュラーズ(Baker Street Irregulars)

(3)ベーカー街(Baker Street)


「完全図解 シャーロック・ホームズ」

(1)シャーロック・ホームズの服装


小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」に収録されている
「シャーロック・ホームズの服装」

(2)シャーロック・ホームズの持ち物


小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」に収録されている
「シャーロック・ホームズの持ち物」

(3)シャーロック・ホームズの特技


小学館から1996年9月に出版されている
漫画版「シャーロック・ホームズ全集」の
第1巻「緋色の研究」に収録されている
「シャーロック・ホームズの特技」

「解説」

シャーロック・ホームズとその時代(小林司 / 東山あかね著)


「原作者紹介1 アーサー・コナン・ドイル」


と、小学生向けの漫画としては、内容が非常に盛りだくさんである。


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