HarperCollins Publishing Ltd. から 2017年に HarperCollins Children's Books の一冊として出版されている マイケル・ボンド作「くまのパディントン」の表紙 |
今回は、英国の作家であるマイケル・ボンド(Michael Bond:1926年-2017年)は、児童文学「くまのパディントン(Paddington Bear)」シリーズの第1作目となる「くまのパディング(A Bear Called Paddington)」(1958年)について、紹介したい。
HarperCollins Publishing Ltd. から 2017年に HarperCollins Children's Books の一冊として出版されている マイケル・ボンド作「くまのパディントン」の裏表紙 |
ある日、ブラウン夫妻(ヘンリー・ブラウン(Henry Brown)とメアリー・ブラウン(Mary Brown))が、パディントン駅(Paddington Station → 2014年8月3日付ブログで紹介済)において、娘のジュディー(Judy Brown)と待ち合わせをしていた際、遺失物係の事務所(Left Luggage Office)の近くで、古ぼけたスーツケースの上に座っているクマを発見する。クマが着ていたコートには、「このクマの世話を宜しくお願いします。(Please look after this bear. Thank you.)」と書かれた札を付けていた。
HarperCollins Publishing Ltd. から 2017年に HarperCollins Children's Books の一冊として出版されている マイケル・ボンド作「くまのパディントン」の内扉 |
ブラウン夫妻の問い掛けに、クマは、自分の出生地は、「暗黒の地ペルー(Darkest Peru)」で、おばさんのルーシー(Lucy)が首都リマ(Lima)にある老グマホームに入るため、彼に英語を教えて、英国へと送り出した、とのこと。そして、彼は、密航者として、英国に到着し、パディントン駅までやって来たのであった。
ペルーから来たクマは、マーマレード(marmalade)が大好きだった。
ブラウン夫妻がパディントン駅で見つけたクマが着ていたコートには、 「このクマの世話を宜しくお願いします。(Please look after this bear. Thank you.)」と 書かれた札を付けていた。 |
クマが、ブラウン夫妻に対して、「自分のスペイン語の名前は、発音しにくい。」と伝えると、ブラウン夫妻は、彼のことを、彼と初めて出会った駅名に因んで、「パディントン(Paddington)」と呼ぶことにした。
画面手前、左側から、くまのパディントン、ジュディー・ブラウン、 ヘンリー・ブラウン、そして、メアリー・ブラウン。 |
そして、娘のジュディーと出会えたブラウン夫妻は、彼女にパディントンを紹介した後、ポートベローロード(Portobello Road)の近くにある自宅(住所:ウィンザーガーデンズ32番地(32 Windsor Gardens))へと、皆で向かった。
自宅に到着したブラウン夫妻は、息子のジョナサン(Jonathan Brown)と家政婦のバード夫人(Mrs. Bird)に対して、パディントンを紹介する。
画面手前、左側から、ジュディー・ブラウン、くまのパディントン、 そして、家政婦のバード夫人。 画面奥に居るのは、ジョナサン・ブラウン。 |
ブラウン一家の家に落ち着いたパディントンは、礼儀正しい紳士的なクマであるが、何故か、彼の周囲には、トラブルがいろいろと巻き起こるのである。
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