サー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Sir Arthur Ignatius Conan Doyle:1859年-1930年)が執筆したシャーロック・ホームズシリーズにおいて、パイプを咥えたシャーロック・ホームズの挿絵について、引き続き、紹介したい。
今回も、ホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想(The Memoirs of Sherlock Holmes)」に収録されている挿絵に関して、紹介する。
今回も、挿絵を担当しているのは、挿絵画家であるシドニー・エドワード・パジェット(Sidney Edward Paget:1860年ー1908年)である。
また、当時、柄が真っ直ぐになったパイプが一般的に使用されていたことを示すために、ホームズに加えて、他の登場人物の挿絵も掲載する。
(10)「入院患者(The Resident Patient)」
「入院患者」は、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、21番目に発表された作品で、英国では、「ストランドマガジン(The Strand Magazine)」の1893年8月号に、また、米国でも、「ハーパーズ ウィークリー(Harper’s Weekly)」の1893年8月12日号に掲載された。
同作品は、1893年に発行されたホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想」に収録されている。
(11)「ギリシア語通訳(The Greek Interpreter)」
「ギリシア語通訳」は、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、22番目に発表された作品で、英国では、「ストランドマガジン」の1893年9月号に、また、米国でも、「ハーパーズ ウィークリー(Harper’s Weekly)」の1893年9月16日号に掲載された。
同作品は、ホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想」(1893年)に収録されている。
なお、本作品において、ジョン・H・ワトスンは、シャーロック・ホームズの兄であるマイクロフト・ホームズ(Mycroft Holmes)に初めて出会う。
(12)「海軍条約文書(The Naval Treaty)」
「海軍条約文書」は、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、23番目に発表された作品で、英国では、「ストランドマガジン」の1893年10月号に、また、米国でも、「ハーパーズ ウィークリー」の1893年10月14日号 / 10月21日号に掲載された。
同作品は、ホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想」(1893年)に収録されている。
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