ツタンカーメン王墓発見100周年記念切手(その1)- Head of the King |
英国の Orion Publishing Group Ltd. から出ている「アガサ・クリスティーの世界(The World of Agatha Christie)」と言うジグソーパズル内には、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)の生涯や彼女が執筆した作品等に関連した90個の手掛かりが散りばめられている。
ツタンカーメン王墓発見100周年記念切手(その2)- Inlaid Fan |
その手掛かりの一つとして、ツタンカーメン(Tutankhamun)の装飾が為された石棺(sarcophagus → 2023年2月3日付ブログで紹介済)が、本ジグソーパズルの一番左端に置かれている。これから連想されるのは、アガサ・クリスティーが1957年に発表したミス・ジェイン・マープル(Miss Jane Marple)シリーズの長編第7作目の「パディントン発4時50分(4:50 from Paddington)」である。ミス・マープルの依頼に基づいて、旧知の家政婦で、若いベテラン料理人であるルーシー・アイルズバロウ(Lucy Eyelesbarrow)は、ラザフォードホール(Rutherford Hall)に住むクラッケンソープ家(Crackenthorpe family)の家政婦として潜入して、数日後、ラザフォードホールの納屋の中にある石棺内に、エルスペス・マギリカディー夫人(Mrs. Elspeth McGillicuddy)が目撃した女性の死体を発見したのである。
ツタンカーメン王墓発見100周年記念切手(その3)- Gold Mask |
英国のエジプト考古学者であるハワード・カーター(Howard Carter:1874年ー1939年)がツタンカーメンの王墓を発見した1922年から100年が経過したことに伴い、英国のロイヤルメール(Royal Mail)が、2022年11月24日に12種類の100周年記念切手を発行しているので、紹介したい。
ツタンカーメン王墓発見100周年記念切手(その4)- Falcon Pendant |
なお、ツタンカーメン(紀元前1341年頃ー紀元前1323年頃 在位期間:紀元前1332年頃ー紀元前1323年頃)は、古代エジプト第18王朝末期の最後の直系王族であるファラオである。ツタンカーメン王の厳密な表記は、「トゥトアンクアメン(twt-anx-imn)」となる。
ツタンカーメンは、若くして亡くなった悲劇の少年王として、また、副葬品等がほぼ完全な形で墓から発見された王として、知られている。
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