サー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Sir Arthur Ignatius Conan Doyle:1859年-1930年)が執筆したシャーロック・ホームズシリーズにおいて、パイプを咥えたシャーロック・ホームズの挿絵について、引き続き、紹介したい。
前回、1892年に発行されたホームズシリーズの第1短編集「シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」に収録されている挿絵を紹介したが、今回は、ホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想(The Memoirs of Sherlock Holmes)」に収録されている挿絵に関して、紹介する。
今回も、挿絵を担当しているのは、挿絵画家であるシドニー・エドワード・パジェット(Sidney Edward Paget:1860年ー1908年)である。
また、当時、柄が真っ直ぐになったパイプが一般的に使用されていたことを示すために、ホームズに加えて、他の登場人物の挿絵も掲載する。
(6)「黄色い顔(The Yellow Face)」
「黄色い顔」は、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、15番目に発表された作品で、英国では、「ストランドマガジン(The Strand Magazine)」の1893年2月号に、また、米国でも、「ハーパーズ ウィークリー(Harper’s Weekly)」の1893年2月11日号に掲載された。
同作品は、1893年に発行されたホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想」に収録されている。
(7)「株式仲買店員(The Stockbroker’s Clerk)」
「株式仲買店員」は、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、16番目に発表された作品で、英国では、「ストランドマガジン」の1893年3月号に、また、米国でも、「ハーパーズ ウィークリー(Harper’s Weekly)」の1893年3月11日号に掲載された。
同作品は、ホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想」(1893年)に収録されている。
(8)「グロリア・スコット号事件(The Gloria Scott → 2021年9月25日 / 10月3日 / 10月10日付ブログで紹介済)」
「グロリア・スコット号事件」は、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、17番目に発表された作品で、英国では、「ストランドマガジン」の1893年4月号に、また、米国でも、「ハーパーズ ウィークリー」の1893年4月15日号に掲載された。
同作品は、ホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想」(1893年)に収録されている。
(9)「マスグレイヴ家の儀式書(The Musgrave Ritual)」
「マスグレイヴ家の儀式書」は、ホームズシリーズの短編小説56作のうち、18番目に発表された作品で、英国では、「ストランドマガジン」の1893年5月号に、また、米国では、「ハーパーズ ウィークリー」の1893年5月13日号に掲載された。
同作品は、ホームズシリーズの第2短編集である「シャーロック・ホームズの回想」(1893年)に収録されている。
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