英国の Laurence King Publishing Group Ltd. より2022年に出ているジグソーパズル「フランケンシュタインの世界(The World of Frankenstein)」のイラスト内には、英国の小説家メアリー・ウルストンクラフト・ゴドウィン・シェリー(Mary Wollstonecraft Godwin Shelley:1797年ー1851年)が1818年1月に発表したゴシック小説「フランケンシュタイン、或いは、現代のプロメテウス(Frankenstein; or, the Modern Prometheus. → 2021年3月24日付ブログで紹介済)」の物語に関して、各場面が散りばめられているので、前回と同様に、順番に紹介していきたい。
<ロバート・ウォルトンの話(Robert Walton’s Narrative)>
メアリー・シェリー作「フランケンシュタイン、或いは、現代のプロメテウス」は、英国人で、北極探検隊の隊長であるロバート・ウォルトン( Robert Walton)が、彼の姉であるマーガレット(Margaret)宛に書いた手紙という形式を採っている。
(2)
北極探検隊の隊長を務めるロバート・ウォルトンが乗る北極探検船は、 北極点へと向かう途中、北極海において、衰弱した男性を救助する。 船首において、望遠鏡を目にあてがっている人物が、ロバート・ウォルトンで、 北極海から救助される人物が、ヴィクター・フランケンシュタイン。 |
ロバート・ウォルトンが北極探検隊の隊長を務める北極探検船は、北極点へと向かう途中にあったが、分厚い氷によって、その進路を閉ざされ、立ち往生していた。
2014年に米国の出版社 Dover Publications, Inc. から発刊された 「フランケンシュタイン」のグラフィックノベル版から抜粋 - 北極探検隊の隊長を務めるロバート・ウォルトンが乗る北極探検船は、 北極点へと向かう途中、分厚い氷によって、立ち往生していた。 |
その最中、ロバート・ウォルトン達は、北極海において、衰弱した男性を発見して、その男性を救助することになる。
2014年に米国の出版社 Dover Publications, Inc. から発刊された 「フランケンシュタイン」のグラフィックノベル版から抜粋 - 北極探検隊の隊長を務めるロバート・ウォルトン達は、 北極海において、衰弱した男性を発見して、彼を救助する。 最初のコマにおいて、中央の人物がロバート・ウォルトン。 3つ目のコマの人物が、ヴィクター・フランケンシュタイン。 |
(3)
ロバート・ウォルトン達によって救助された男性は、 ヴィクター・フランケンシュタインだと名乗ると、 ロバート・ウォルトンに対して、自身の体験談を語り始める。 画面左側の人物がヴィクター・フランケンシュタインで、 右側の人物がロバート・ウォルトン。 |
ロバート・ウォルトン達によって救助された男性は、船室において目覚めると、「自分の名前は、ヴィクター・フランケンシュタイン(Victor Frankenstein)だ。」と名乗った。そして、「彼奴の所為で、全てを失った。彼奴に報復しなければならない。」と、復讐心を露わにするヴィクター・フランケンシュタインは、ロバート・ウォルトンに対して、自身の恐るべき体験談を語り始めるのであった。
2014年に米国の出版社 Dover Publications, Inc. から発刊された 「フランケンシュタイン」のグラフィックノベル版から抜粋 - 北極探検船の船室で目を覚ました男性ヴィクター・ウォルトンは、 ロバート・ウォルトンに対して、恐るべき話を語り始めるのであった。 最初のコマにおいて、左側の人物がロバート・ウォルトンで、 右側の人物がヴィクター・フランケンシュタイン。 |
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