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| 英国の Titan Publishing Group Ltd. の Titan Books 部門から 2019年に出版された フィリップ・パーサー=ハラード作 「シャーロック・ホームズ:人間消失」の表紙 (Images : Shutterstock) |
作者のフィリップ・パーサー=ハラードは、オックスフォード大学(University of Oxford)において、英国文学を専攻している。
フィリップ・パーサー=ハラードは、ファンタジー小説や SF 小説に加えて、シャーロック・ホームズシリーズとして、
(1)2019年:「人間消失」
(2)2020年:「蜘蛛の巣(The Spider’s Web)」
(3)2022年:「虚言の名人(Masters of Lies)」
(4)2023年:「湖の怪物(The Monster of the Mere)」
を発表している。
1896年9月14日(火)の午後5時半頃、シャーロック・ホームズが、1時間程の散歩を終えて、ベイカーストリート221B(221B Baker Street → 2014年6月22日 / 6月29日付ブログで紹介済)に戻って来た。
一方、ジョン・H・ワトスンは、湿気のある天候のため、戦争の古傷が痛んだので、ホームズには同行せず、居間で新聞を読んでいるうちに、うたた寝をしていた。
丁度そこへ、ハドスン夫人(Mrs. Hudson)が、2人の男性を案内してきた。
2人の男性は、
*サー・ニューナム・スペイト(Sir Newham Speight / 60歳位)- The Society for the Scientific Investigation of Psychical Phenomena の会長(Chairman)
*タルボット・ライヌ(Talbot Rhyne)- サー・ニューナム・スペイトの助手
で、ホームズとワトスンに対して、「実験や観察を通して、心霊現象を調査することが、協会の目的である」ことを説明した。
サー・ニューナム・スペイトによると、「協会のメンバーに対して、自分の心霊力を正当に証明できた場合、1万ポンドの賞金を出す。」と広告したところ、2ヶ月前に、トマス・ケルウェイ(Thomas Kellway)と名乗る人物から協会に申し出があった。
トマス・ケルウェイは、ヨークシャー州(Yorkshire)出身の50歳位の男性で、不思議なことに、髪の毛だけではなく、眉毛や腕毛等も全くなかった。
トマス・ケルウェイは、自分のことを「進化人間(Evolved Man)」と呼び、「テレキネシス(Telekinesis)」を使って、物体を移動させることができると豪語したのである。
トマス・ケルウェイからの申し出に応じて、リッチモンド(Richmond)にあるサー・ニューナム・スペイトの自宅 Parapluvium House 内に設けれらた実験室で、9月14日(月)から9月15日(火)にかけ、実験が行われた。
サー・ニューナム・スペイトによると、「その実験中に、トマス・ケルウェイが隔離された室内から姿を消してしまい、今現在、戻って来ていない。よって、彼が単に行方不明になっているのか、それとも、既になくなっているのか、全く判らない。」と告げる。
一方で、サー・ニューナム・スペイトは、「これは、壮大な悪戯 / 悪ふざけで、自分達はかつがれているのではないか?」と心配していた。
ホームズとワトスンは、サー・ニューナム・スペイトと助手のタルボット・ライヌに対して、更に詳しい話を求めるのであった。

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