英国の Laurence King Publishing Group Ltd. より2021年に出ているジグソーパズル「ドラキュラの世界(The World of Dracula)」のイラスト内には、アイルランド人の小説家であるブラム・ストーカー(Bram Stoker)こと、エイブラハム・ストーカー(Abraham Stoker:1847年ー1912年)が1897年に発表したゴシック小説 / ホラー小説「吸血鬼ドラキュラ(Dracula → 2017年12月24日 / 12月26日付ブログで紹介済)」の物語に関して、基本的に、左下から左上へ、そして、右上へと進み、最終的には、右下で完結するように、各場面が散りばめられているので、前回と同様に、順番に紹介していきたい。
<ドラキュラ城での出来事(In the Castle)>
今回は、「その2」となる。
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ドラキュラ城に長期滞在することになったジョナサン・ハーカーは、 3人の女性吸血鬼に襲い掛かられそうになる。 |
ジョナサン・ハーカーは、ドラキュラ城における不可解な出来事に、次第に不安を感じるようになってきた。彼が見たところ、ドラキュラ城には、ドラキュラ伯爵しか居住していないようで、彼の召使い達が誰も見当たらないことだった。
ドラキュラ伯爵からの指示で、何故か、ドラキュラ城に1ヶ月間滞在することになったジョナサン・ハーカーは、一人でドラキュラ城内の探検を続ける。しかしながら、どの部屋のドアも、閉ざされた上に、鍵がかかっており、内へ入ることができなかった。更に、自分を除くと、人っ子一人見かけなかった。
ある日、ジョナサン・ハーカーは、鍵がかかっていない部屋を見つけ、内に入ってみると、そこは今は使用されていない婦人用の部屋だった。探検に疲れた彼は、ソファーの上で、うたた寝をしていると、3人の女性吸血鬼が、彼に襲いかかろうとした。
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そこへ姿を現したドラキュラ伯爵は、 近隣の村から攫ってきた新生児が入った袋を、3人の女性吸血鬼に投げ与える。 |
ちょうどそこに姿を現したドラキュラ伯爵は、3人の女性吸血鬼に対して、「ジョナサン・ハーカーは、自分の獲物だ。」と言い放つと、彼が近隣の村から攫ってきた新生児が入った袋を、彼女達に投げ与えるのであった。
眠りから覚めたジョナサン・ハーカーは、自分の部屋のベッドに寝ていたため、何か変な夢を見ていたのではないかと思った。
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ジョナサン・ハーカーは、 ドラキュラ伯爵が城の壁づたいに這って降りて行く現場を目撃する。 |
別の日、ジョナサン・ハーカーが、自室の窓から外を眺めていると、下の階の窓から出てきたドラキュラ伯爵が城の壁づたいに這って降りて行く姿を目撃して、とても人間技は思えない行為に恐怖するのであった。
2017年に英国の出版社 Usborne Publishing Ltd. から発刊された 「吸血鬼ドラキュラ」のグラフィックノベル版から抜粋 - とても人間技とは思えないドラキュラ伯爵の姿に、 ジョナサン・ハーカーは恐怖するのであった。 |
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ドラキュラ城の塔の周囲を飛び回るコウモリの群れ |
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