英国の Orion Publishing Group Ltd. から出ている「アガサ・クリスティーの世界(The World of Agatha Christie)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているアガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)の生涯や彼女が執筆した作品等に関連した90個の手掛かりについて、前回に続き、紹介していきたい。
(31)ウィンターブルックハウス(Winterbrook House)
結婚したアガサ・クリスティーとマックス・マローワンは、オックスフォード州(Oxfordshire)ウォリングフォード(Wallingford)のウィンターブルックハウスを購入する。
なお、アガサ・クリスティーは、1976年1月12日、静養先の自宅ウィンターブルックハウスにおいて、85歳の生涯を終えている。
(32)ダート川(River Dart)
2014年に英国の HarperCollinsPublishers 社から出版された 「エルキュール・ポワロとグリーンショア屋敷の阿房宮」のハードカバー版内の グリーンウェイの挿絵 (By Mr. Tom Adams) |
英国で出版された「死者のあやまち」のカバー (By Mr. Tom Adams) |
(33)マグカップ(mug)
(34)壁画(mural)
兵士島(Soldier Island)は、 「そして誰もいなくなった(And Then There Were None)」(1939年)の 舞台となる場所である。 |
セントメアリーミード村(St. Mary Mead)は、 ミス・マープルがせ住んでいる場所である。 |
ホワイトヘイヴンマンションズ(Whitehaven Mansions)は、 エルキュール・ポワロが住んでいる場所である。 |
英国のTV会社 ITV が製作し、英国内でも人気があるポワロシリーズ「Agatha Christie's Poirot」において、 エルキュール・ポワロの住居ホワイトヘイヴンマンションズとして、その外観が撮影に使われている 「チャーターハウス スクエア6-9番地 フローリンコート(Florin Court, 6-9 Charterhouse Square → 2014年6月29日付ブログで紹介済)」 |
キングスアボット(King's Abbot)は、 エルキュール・ポワロシリーズの長編「アクロイド殺し(The Murder of Roger Ackroyd)」(1926年)の 舞台となる場所である。 |
サントノーレ(St. Honore)は, ミス・マープルシリーズの長編「カリブ海の秘密」(1964年)の 舞台となるカリブ海の島である。 |
壁に描かれている二人は、トミー&タペンスだろうか? |
なお、本ジグソーパズルの場合、アガサ・クリスティーが生み出した名探偵、作品や作品に登場する場所等が描かれている。
(35)デヴォン州(Devon)
アガサ・クリスティーは、自宅グリーンウェイに限らず、彼女の故郷であるデヴォン州を舞台にして、数多くの作品を執筆している。
主な作品を挙げると、
・「シタフォードの秘密(The Sittaford Mystery)」(1931年)- 舞台:ダートムーア
・「ABC 殺人事件(The ABC Murders)」(1935年)- 舞台:チャーストン
・「無実はさいなむ(Ordeal by Innocence)」(1958年)- 舞台:ドライマス(架空の場所であるが、ダート川の河口に所在するダートマスの名前を流用しているものと思われる)
等である。
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