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| ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人は、 ジグソーパズル中央に立つエルキュール・ポワロのすぐ右側にある肘掛け椅子に座っている アリアドニ・オリヴァー(Ariadne Oliver - フィンランド人探偵(Sven Hjerson)を主人公とするシリーズで有名な女性推理作家) の右隣りの肘掛け椅子に腰掛けている。 <筆者撮影> |
英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に発行されている「エルキュール・ポワロの世界(The World of Hercule Poirot)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているエルキュール・ポワロシリーズの登場人物や各作品に関連した112個の手掛かりについて、引き続き、紹介したい。
(8)ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人(Countess Vera Rossakoff)
ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人は、ジグソーパズル中央に立つエルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)のすぐ右側にある肘掛け椅子に座っているアリアドニ・オリヴァー(Ariadne Oliver - フィンランド人探偵(Sven Hjerson)を主人公とするシリーズで有名な女性推理作家)の右隣りの肘掛け椅子に腰掛けている。
厚手のコートを羽織理、手袋をした両手には、彼女のイニシャルである「VR」をキリル文字で示した「BP」が書かれたハンカチを持っている。
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| ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の完成形 <筆者撮影> |
ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人は、帝政ロシア時代に貴族だった女性で、その堂々とした立ち振る舞いにより、エルキュール・ポワロには、「非凡な女性」と評価されている。
彼女自身も、ポワロのことを「数少ない恐ろしい男」と述べている。
ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人は、エルキュール・ポワロシリーズの短編「二重の手掛かり(The Double Clue)」(1923年)において、初登場。
その後、同シリーズの長編「ビッグ4(The Big Four」(1927年)において、世界征服を企む国際犯罪組織である「ビッグ4」の手先として登場する。
同シリーズの短編集「ヘラクレスの冒険(The Labours of Hercules)」(1947年)の一編「ケルベロスの捕獲(The Capture of Cerberus)」(1947年)では、ロンドン市内において、「地獄(Hell)」と言うナイトクラブ(nightclub)を経営していることが語られる。
登場作品
<長編>
*「ビッグ4」(1927年)
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| 英国の Harper Collins Publishers 社から以前に出版されていた アガサ・クリスティー作「ビッグ4」のペーパーバック版の表紙 |
<短編>
*「二重の手掛かり」(1923年)
*「ケルベロスの捕獲」(1947年)




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