2025年10月15日水曜日

エルキュール・ポワロの世界 <ジグソーパズル>(The World of Hercule Poirot )- その4

ミス・フェリシティー・レモンは、
ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の中央に立つ
エルキュール・ポワロの左斜め下に居る。

<筆者撮影>


英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に発行されている「エルキュール・ポワロの世界(The World of Hercule Poirot)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているエルキュール・ポワロシリーズの登場人物や各作品に関連した112個の手掛かりについて、引き続き、紹介したい。


(3)ミス・フェリシティー・レモン(Miss Felicity Lemon)


ミス・フェリシティー・レモンは、ジグソーパズル中央に立つエルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)の左斜め下に居て、背凭れがない長椅子に座り、膝の上に両手を置いている。彼女は、帽子を含めて、紫色で統一した服装をしている。


ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の完成形
<筆者撮影>


フェリシティー・レモンは、エルキュール・ポワロの有能な秘書である。

彼女には、ヒッコリーロード26番地(26 Hickory Road)にある学生寮で寮母をしている未亡人のハバード夫人(Mrs. Hubbard)と言う姉が居る。ハバード夫人は、長編「ヒッコリーロードの殺人(Hickory Dickory Dock)」(1955年)に登場する。


英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に出ている
「アガサ・クリスティーのトランプ」の1枚である
5 ♠️「ミス・フェリシティー・レモン」


不思議なことだが、エルキュール・ポワロシリーズにおいて、彼女が登場する作品は、長編3作と中短編4作と非常に少ない。

一方で、フェリシティー・レモンは、パーカー・パイン(Parker Pyne)シリーズにおいて、彼の秘書も務めている。


登場作品


<長編>

*「ヒッコリーロードの殺人」(1955年)

*「死者のあやまち(Dead Man’s Folly)」(1956年)


2023年に英国の HarperCollins Publishers 社から出版された
アガサ・クリスティー作「死者のあやまち」の
愛蔵版(ハードカバー版)の表紙
(Cover design by HarperCollinsPublishers Ltd. /
Cover illustration by Becky Bettesworth) -
アガサ・クリスティーの夏期の住まいである
デヴォン州のグリーンウェイが、ナス屋敷として描かれている。


*「第三の女(Third Girl)」(1966年)


<短編 / 中編>

*「あなたの庭はどんな庭?(How Does Your Garden Grow ?)」(1935年)

*「ネメアのライオン(The Nemean Lion)」(1939年)

*「スペイン櫃の謎(The Mystery of the Spanish Crest)」(1960年)

*「エルキュール・ポワロとグリーンショア屋敷の阿房宮(Hercule Poirot and the Greenshore Folly)」(2014年)

         

0 件のコメント:

コメントを投稿