英国の HarperCollinsPublishers 社から、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が生まれたトーキー(Torquay → 2023年9月1日 / 9月4日付ブログで紹介済)が所在するデヴォン州(Devon)が舞台となったエルキュール・ポワロシリーズの長編作品のうち、「死者のあやまち(Dead Man’s Folly)」(1956年)の愛蔵版(ハードバック版 → 2023年8月18日 / 8月22日付ブログで紹介済)と「五匹の子豚(Five Little Pigs)」(1942年)の愛蔵版(ハードバック版 → 2023年11月9日 / 11月13日付ブログで紹介済)が2023年に、更に、「白昼の悪魔(Evil Under the Sun)」(1941年)の愛蔵版(ハードバック版 → 2024年6月8日 / 6月12日付ブログで紹介済)が刊行されてい「エンドハウスの怪事件(Peril at End House)」(1932年)の愛蔵版(ハードバック版 → 2024年7月13日 / 7月21日 / 7月25日付ブログで紹介済)が2024年に出版されている。
また、映画化に先立って、「ハロウィーンパーティー(Hallowe’en Party)」(1969年)の愛蔵版(ハードバック版 → 2023年10月6日 / 10月11日付ブログで紹介済)も、2023年に出ている。
![]() |
| 2023年に英国の HarperCollins Publishers 社から出版された アガサ・クリスティー作「ハロウィーンパーティー」の 愛蔵版(ハードカバー版)の表紙 (Cover design by Sarah Foster / HarperCollinsPublishers Ltd. Cover images by Shutterstock.com) |
更に、2025年には、動物をテーマにした「もの言えぬ証人(Dumb Witness)」(1937年)の愛蔵版(ハードバック版 → 2025年6月29日 / 7月3日付ブログで紹介済)と「鳩のなかの猫(Cat Among the Pigeons)」(1959年)の愛蔵版(ハードバック版 → 2025年8月3日 / 8月4日付ブログで紹介済)が出版された。
今回は、昨年(2025年)の冬に出た「シタフォードの謎(東京創元社)/ シタフォードの秘密(早川書房)(The Sittaford Mystery)」(1931年)について、紹介したい。
本作品は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第11作目に該り、エルキュール・ポワロやミス・ジェーン・マープル等が登場しないノンシリーズ作品である。
なお、「シタフォードの謎」の場合、米国版のタイトルは、「Murder at Hazelmoor」が使用されている。
事件の舞台となるのは、デヴォン州(Devon)ダートムーア(Dartmoor)の周辺部に所在するシタフォード(Sittaford)と言う小さな村である。
海軍のジョーゼフ・アーサー・トリヴェリアン大佐(Captain Joseph Arthur Trevelyan)は、10年前に退役した後、シタフォード村に退き、シタフォード荘(Sittaford House)と言う屋敷を建てて、そこに住んでいた。
ある年の10月の終わり頃、不動産エージェント経由、冬の間、シタフォード荘を借りたいと言う依頼があり、先方が提示した家賃の額も非常に良かったため、ジョーゼフ・アーサー・トリヴェリアン大佐は、シタフォード村を出ると、シタフォード村から6マイル離れたエクスハンプトン(Exhampton)と言う村に所在するヘイゼルムーア荘(Hazelmoor)を借りて、転居していた。
そして、南アフリカから英国へとやって来たウィレット夫人(Mrs. Willett)と娘のヴァイオレット・ウィレット(Miss Violet Willett)の2人がシタフォード荘に入居して、約2ヶ月が経過する。
なお、シタフォード荘の周りには、6つのコテージがあり、以下の人物が住んでいた。
*1号コテージ:ジョン・エドワード・バーナビー少佐(Major John Edward Burnaby - ジョーゼフ・アーサー・トリヴェリアン大佐の友人)
*2号コテージ:ワイアット大尉(Captain Wyatt - 病人)+使用人(インド人)のアブドゥル(Abdul)
*3号コテージ:ライクロフト氏(Mr. Rycroft - 心霊研究会(Psychical Research Society)会員)
*4号コテージ:キャロライン・パーシハウス(Miss Caroline Percehouse - 未婚の婦人)+ロナルド・ガーフィールド(Ronald Garfield - キャロラインの甥 / 愛称:ロニー(Ronnie))
*5号コテージ:カーティス氏(Mr. Curtis - シタフォード荘のの元庭師)+カーティス婦人(Mrs. Curtis - カーティス氏の妻)
*6号コテージ:デューク氏(Mr. Duke - 最近、シタフォード村に越して来た人物)









0 件のコメント:
コメントを投稿