英国の Orion Publishing Group Ltd. から2024年に発行されている「ミス・マープルの世界(The World of Miss Marple)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているミス・ジェイン・マープル(Miss Jane Marple)シリーズの登場人物や各作品に関連した68個の手掛かりについて、前回に引き続き、順番に紹介していきたい。
今回も、ミス・マープルが登場する作品に関連する手掛かりの紹介となる。
(60)青いゼラニウム(blue geranium)
青いゼラニウムが、ジズソーパズルの中央のやや下に居るジェイスン・ラフィール(Jason Rafiel → 2024年8月14日付ブログで紹介済)が座るテラス用の椅子の背後にある花壇内で、フロリバンダ(floribunda roses:薔薇の1品種 - polyantha と tea rose の交配種で、大輪 → 2024年9月26日 / 9月30日付ブログで紹介済)の左側に咲いている。
(61)ブリッジゲーム用のトランプ(game of bridge)
ブリッジゲーム用のトランプが、ジズソーパズルの左上に立つスコットランドヤード(ロンドン警視庁)の元警視総監であるサー・ヘンリー・クリザリング(Sir Henry Clithering → 2024年8月20日付ブログで紹介済)の背後にあるテーブルの真ん中に置かれている。
(62)キツネノテブクロ(foxglove)
キツネノテブクロが、ジズソーパズルの左下に立つドリー・バントリー(Mrs. Dolly Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)と夫のアーサー・バントリー大佐(Colonel Arthur Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)の背後にある花壇内に咲いている。
これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1932年に発表したミス・マープルシリーズ作品の短編集「ミス・マープルと13の謎(The Thirteen Problems)<米題:火曜クラブ( The Tuesday Club Murders)>」である。
「ミス・マープルと13の謎<米題:火曜クラブ>」は、アガサ・クリスティーによる4番目の短編集で、ミス・マープルが登場する連作短編13作が収録されているが、今回は、短編集の後半に該る「第7話 - 第13話」が対象となる。
ビル・ブラッグ氏(Mr. Bill Bragg)が描く ミス・マープルシリーズの連作短編集「ミス・マープルと十三の謎 <米題:火曜クラブ>」の一場面 |
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