英国の Titan Publishing Group Ltd. の Titan Books 部門から 2023年に出版された フィリップ・パーサー=ハラード作 「シャーロック・ホームズ:湖の怪物」の表紙 (Images : Shutterstock) |
「湖の怪物(The Monster of the Mere)」は、英国のファンタジー / SF / 推理作家であるフィリップ・パーサー=ハラード(Philip Purser-Hallard:1971年ー)が、Titan Publishing Group Ltd. から、「シャーロック・ホームズの更なる冒険(The further adventures of Sherlock Holmes)」シリーズとは別シリーズの「シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)」シリーズの一つとして、2023年に発表した作品である。
作者のフィリップ・パーサー=ハラードは、オックスフォード大学(University of Oxford)において、英国文学を専攻している。
フィリップ・パーサー=ハラードは、ファンタジー小説や SF 小説に加えて、シャーロック・ホームズシリーズとして、
(1)2019年:「人間消失(The Vanishing Man)」
(2)2020年:「蜘蛛の巣(The Spider’s Web)」
(3)2022年:「虚言の名人(Masters of Lies)」
(4)2023年:「湖の怪物」
を発表している。
フィリップ・パーサー=ハラード作「湖の怪物」の場合、1899年6月、ジョン・H・ワトスンが、学生時代の友人であるパーシー・フェルプス(Percy Phelps)と一緒に、湖水地方(Lake District)を徒歩旅行しているところから、物語が始まる。
ワトスン達は、ウェルメウォーター湖(Lake Wermewater)の北岸に位置するレイヴンスフット(Ravensfoot)と言う町に到着した。
その町で、ワトスンの学友パーシー・フェルプスは、彼の家族から緊急の連絡を受け、途中で旅行を切り上げて、家へ戻る必要があった。
6月15日(木)の午後、ワトスンは、レイヴンスフット駅(Ravensfoot railway station)において、学友パーシー・フェルプスを見送った後、一人で徒歩旅行を続けた。
ウェルメウォーター湖の東側は、地元の名士であるウェルメストン家(Wermeston family)の敷地となっている関係上、一般人は通行できないため、ワトスンは、ウェルメウォーター湖の西側に沿って、湖を挟んで、レイヴンスフットの対岸に位置するウェルメホルト(Wermeholt)と言う町を目指した。
そして、そこで、ワトスンは、恐るべき事件に遭遇することになるのであった。
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