2020年8月29日土曜日

シャーロック放映10周年記念切手1「ライヘンバッハヒーロー / シャーロック・ホームズ」(Sherlock - The Reichenbach Fall / Sherlock Holmes)

シャーロック記念切手の1番目は、
シーズン2のエピソード3に該る「ライヘンバッハヒーロー」と
主人公であるシャーロック・ホームズ

「シャーロック(Sherlock)」は、サー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Sir Arthur Ignatius Conan Doyle:1859年ー1930年)原作のシャーロック・ホームズシリーズを翻案して、舞台をヴィクトリア朝時代のロンドンから21世紀のロンドンに置き換え、自称「コンサルタント探偵」のシャーロック・ホームズが、同居人かつ相棒であるジョン・ヘイミッシュ・ワトスンと一緒に、スマートフォンやインターネット等の最新機器を駆使して、事件を解決する様を描くTVドラマで、英国 BBC が制作の上、2010年7月から BBC1 で放映されている。

「シャーロック」の放映10周年を記念して、2020年8月18日に、英国ロイヤルメール(Royal Mail)から記念切手が発行されたので、今週から6回にわたって、順番に紹介していきたい。

「ライヘンバッハヒーロー(The Reichenbach Fall)」は、「シャーロック」では、シーズン2のエビソード3(通算では、エピソード6)に該り、2012年1月15日に英国 BBC1 で放映されている。なお、日本放送日は、2012年8月5日。

この記念切手では、自らを「世界で唯一のコンサルタント探偵」と呼ぶシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)がメインとなっている。
シーズン3のエピソード3(通算では、エピソード9)に該る「最後の誓い(His Last Bow)」において、彼はワトスンに対して、自分のフルネームが「ウィリアム・シャーロック・スコット・ホームズ(William Sherlock Scott Holmes)」であることを明かしている。
英国の俳優であるベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch:1976年ー)が、シャーロック・ホームズを演じている。

記念切手の背景には、物語の終盤、セントバーソロミュー病院(St. Bartholomew’s Hospital→2014年6月14日付ブログで紹介済)の屋上において、シャーロック・ホームズが、「世界で唯一のコンサルタント犯罪者」と自称するジム・モリアーティー(Jim Moriarty)と対峙する場面が描かれている。

「ライヘンバッハヒーロー」は、コナン・ドイル原作のシャーロック・ホームズシリーズのうち、以下の3作品を原案としている。
(1)「最後の事件(The Final Problem)」(1893年)→第2短編集「シャーロック・ホームズの回想(The Memoirs of Sherlock Holmes)」(1893年)に収録。
(2)「プライオリー・スクール(The Priory School)」(1904年)→第3短編集「シャーロック・ホームズの帰還(The Return of Sherlock Holmes)」(1905年)に収録。
(3)「チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン(Charles Augustus Milverton)」(1904年)→「恐喝王ミルヴァートン」、あるいは、「犯人は二人」という題名も使用されている。第3短編集「シャーロック・ホームズの帰還(The Return of Sherlock Holmes)」(1905年)に収録。

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