「エンドハウスの怪事件(Peril at End House)」(1932年)の舞台マジェスティックホテル(Majestic Hotel)のモデルとなったインペリアルホテル(Imperial Hotel)を出て、ロイヤル トアベイ ヨットクラブ(Royal Torbay Yacht Club)を過ぎ、トーキー(Torquay)の街中まで下ってくると、プリンセスガーデンズ(Princess Gardens)と呼ばれる広場がある。
広場の前には、プリンセスピア(Princess Pier)という桟橋に囲まれたヨットハーバーが、そして、広場の背後には、ホテル、ショッピングセンターや商業用店舗等が並ぶトアベイロード(Torbay Road)やストランド通り(Strand)が走っている。
夕暮れが迫り、ひっそりとしたプリンセスガーデンズ内にあるアガサ・クリスティー メモリアル胸像 |
この広場の一角に、トーキーで生まれたアガサ・クリスティーを記念するブロンズ製の胸像(Agatha Christie Memorial Bust)が設置されている。
アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年9月15日ー1976年1月12日)の生誕100周年を記念して、英国リヴィエラツーリスト委員会(English Riviera Tourist Board)が発案し、オランダ人の彫刻家キャロル・ヴァン・デン・ブームーケアンズ(Carol Van Den Boom-Cairns)が制作。60歳代のアガサ・クリスティーの写真を参考にしたそうである。
そして、生誕100周年に該る1990年9月15日に、彼女の一人娘であるロザリンド・ヒックス夫人(Mrs. Rosalind Hicks)が除幕した。高さは、胸像の台座を含めると、2m程度。
それから四半世紀が経過しているが、アガサ・クリスティーの胸像は今も自分の生誕地であるトーキーの街を見守り続けている。
日中、この辺りを数多くの観光客が行き来するが、何故か、アガサ・クリスティーの胸像にここにあることに気付かずに、通り過ぎてしまう人が多い。
日中、この辺りを数多くの観光客が行き来するが、何故か、アガサ・クリスティーの胸像にここにあることに気付かずに、通り過ぎてしまう人が多い。
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