2024年10月7日月曜日

ミス・マープルの世界<ジグソーパズル>(The World of Miss Marple )- その22A

英国の Orion Publishing Group Ltd. から2024年に発行されている「ミス・マープルの世界(The World of Miss Marple)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているミス・ジェイン・マープル(Miss Jane Marple)シリーズの登場人物や各作品に関連した68個の手掛かりについて、前回に引き続き、順番に紹介していきたい。


今回も、ミス・マープルが登場する作品に関連する手掛かりの紹介となる。


(60)青いゼラニウム(blue geranium)



青いゼラニウムが、ジズソーパズルの中央のやや下に居るジェイスン・ラフィール(Jason Rafiel → 2024年8月14日付ブログで紹介済)が座るテラス用の椅子の背後にある花壇内で、フロリバンダ(floribunda roses:薔薇の1品種 - polyantha と tea rose の交配種で、大輪 → 2024年9月26日 / 9月30日付ブログで紹介済)の左側に咲いている。


(61)ブリッジゲーム用のトランプ(game of bridge)



ブリッジゲーム用のトランプが、ジズソーパズルの左上に立つスコットランドヤード(ロンドン警視庁)の元警視総監であるサー・ヘンリー・クリザリング(Sir Henry Clithering  → 2024年8月20日付ブログで紹介済)の背後にあるテーブルの真ん中に置かれている。


(62)キツネノテブクロ(foxglove)



キツネノテブクロが、ジズソーパズルの左下に立つドリー・バントリー(Mrs. Dolly Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)と夫のアーサー・バントリー大佐(Colonel Arthur Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)の背後にある花壇内に咲いている。


これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1932年に発表したミス・マープルシリーズ作品の短編集「ミス・マープルと13の謎(The Thirteen Problems)<米題:火曜クラブ( The Tuesday Club Murders)>」である。

「ミス・マープルと13の謎<米題:火曜クラブ>」は、アガサ・クリスティーによる4番目の短編集で、ミス・マープルが登場する連作短編13作が収録されているが、今回は、短編集の後半に該る「第7話 - 第13話」が対象となる。


ビル・ブラッグ氏(Mr. Bill Bragg)が描く
ミス・マープルシリーズの連作短編集「ミス・マープルと十三の謎
<米題:火曜クラブ>」の一場面


ビル・ブラッグ氏によるイラストには、

ミス・マープルの甥であるレイモンド・ウェスト

(Raymond West → 2024年8月12日付ブログで紹介済)が、

彼女の家を借りて、火曜クラブを主催しているシーンが描かれている。

画面手前の左側の事物がミス・マープルであることは間違いないが、

画面手前の右側の人物がレイモンド・ウェストではないだろうか?

Harper Collins Publishers 社から出版されている

「ミス・マープルと13の謎<米題:火曜クラブ>」のペーパーバック版の表紙には、

ビル・ブラッグ氏によるイラストが、

飲み物のグラスの形に切り取られているものが使用されている。


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