英国の Orion Publishing Group Ltd. から2024年に発行されている「ミス・マープルの世界(The World of Miss Marple)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているミス・ジェイン・マープル(Miss Jane Marple)シリーズの登場人物や各作品に関連した68個の手掛かりについて、前回に引き続き、順番に紹介していきたい。
今回も、ミス・マープルが登場する作品に関連する手掛かりの紹介となる。
(59)トライフル(trifle)
トライフル(ブドウ酒に浸してたカステラ菓子)が載った器が、ジズソーパズルの左下に立つドリー・バントリー(Mrs. Dolly Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)と夫のアーサー・バントリー大佐(Colonel Arthur Bantry → 2024年8月14日付ブログで紹介済)の右手前にあるテーブルの上、真ん中に置かれている。
(60)アスタルテの像(statue of Astarte)
アスタルテの像が、ジズソーパズルの中央上部に設置されている煉瓦塀の前に置かれている。
(61)なまの鱈(a fresh haddock)
ジズソーパズルの右下に立つレイコック(Laycock:ミス・マープルの庭を剪定する年配の庭師 → 2024年8月10日付ブログで紹介済)が、鱈を両手に抱えている。
これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1932年に発表したミス・マープルシリーズ作品の短編集「ミス・マープルと13の謎(The Thirteen Problems)<米題:火曜クラブ( The Tuesday Club Murders)>」である。
「ミス・マープルと13の謎<米題:火曜クラブ>」は、アガサ・クリスティーによる4番目の短編集で、ミス・マープルが登場する連作短編13作が収録されているが、今回は、短編集の前半に該る「第1話 - 第6話」が対象となる。
ビル・ブラッグ氏(Mr. Bill Bragg)が描く ミス・マープルシリーズの連作短編集「ミス・マープルと十三の謎 <米題:火曜クラブ>」の一場面 |
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